ARARA - 21-72

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雲景のあららARARA
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あららARARA Web劇場ー名前の検索



U家元先生が話しを切り出してくれるのを待った。
時間が経過するにつれて、規約改定のお願いはU先生にお任せします、とメールに打って
あるのを思い出した。
SS流からは「名前つきの正式な謝罪文」 もお願いしてある。規約改定に触れないU先生に、
何らかのお考えがあるのでしょうか。

○澤さんの退会をねがう規約改定は、あまりに突然で仲間は面食らっているのかもしれない。
詳しい経過を知らないのだから、沈黙しているとも考えられる。
時間をかけよう。
今晩話し合うのは、逆効果の結果を招きそうだ。
「そのようなことをする人ではない」
この場で○澤さんの白星が誘導されて、多数決で決められたら、勉強会を辞めるのは雲景に
なりかねない。

それならそれでも構わないとも思った。雲景が居る場所ではないからだ。
いろいろな選択肢があたまの中をくるくるまわった。

暫く〜っ !
加害者側が守られて、被害者が除け者にされている。
ちょいと、おかしいじゃ〜ありゃせんかいなぁ〜?

雲景が追放される? し〜ば〜ら〜く〜っ! 暫く、暫く、と〜んでもない!

やっぱり辞めてはいけない。
悪を許したままの勉強会を退いてはいけない、と考え直した。
Web界の法律は誰が決めるのだろう。

雲景は、仲間がそろっている懇親会の場で 『犯罪』 という言葉を口にだせなかった。
口には出せないけれども、違法行為だと考えている。
『犯罪』であるのなら、法律が処罰してくれる。
SS流への苦情には、
  >他人の名前を勝手に使うことは、法律的にどのように判断されるのでしょう?
逆質問を送って、警告を発してある。(38頁 参照)

世の中の人々の眼は厳しい。
Web劇場は、勉強会以外のいけばな人やプロバイダの人々の目にも触れている。
観覧席には良識をそなえたお客さまが事のなりゆきを見守っている。
勉強会の中に○澤さんの肩を持つ人がいたら困るのだ。助言や激励をしただけても犯罪では
「幇助犯」になるそうだ。

世間がSS流になんらかの判断をくだす時がくる。来なければおかしい。

規約改定のお願いは、雲景の苦渋の策だ。
法律が善悪の裁定を下すその前に、勉強会の姿勢を信頼に足る組織として立て直して
おかなくてはならない。

長居は無用だ。遠方から参加しているメンバーが早帰りするのを機に、雲景も懇親会を退席
することにした。雲景がいなくなった後で○澤さんをまじえて何らかの話し合いがあったのか
どうか、 は知らない。

あとになって分かったことだが、采配人がメンバーの一人一人に電話をして、規約改定の
お願いには何も話さないように、との口止めがまわっていたそうだ。
余計なことをする。

采配人は勉強会の運営には積極的で助かることも多いが、誤った判断も独善的なときがある。
U先生が忙しくて参加できなくなってから、古参の会員なので自分が主催者であるかのように
考え違いをしているようだ。大目にみていた側にも誤りがある。
勉強会はメンバーが意見をよせあって運営するところに価値がある。

表現活動における 『言論の自由』 (freedom of speech)は、近代民主主義の日本では、
日本国憲法 (the constitution) 第21条で保障されている。
第21条は、自由であろうとする日本の表現者にとっては強い味方だ。
古い因習をすてて進歩的であろうとする勉強会に、口止めとは嘆かわしい。

実験道場のプライドは何処に行った?

時間をかけて、検索侵入は悪である、と理解してもらうのを待つしかないのかもしれない。
勉強会に、濁りはいらない。
白星になりすました家元の顔をみてから、雲景に迷いが無くなった。いけばな界のためにも
Web界のためにも、検索侵入は処罰の対象になってもらいましょう。


                              続く(編集未完)
                              いけばな界とWeb界に、善き栄えあれ。
どる
づく