Gallery 7-21
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花材: 古代米 (赤米・黒米・緑米)
コスモス
花器: 変形花器 (17.5 x 9 x 17cm)
戀(こひ)つつも 稲葉掻別(いなばかきわけ) 家居者(いへをれば)
乏(とも)しくもあらず 秋の暮風(ゆふかぜ)
万葉集 第10巻 2230 作者未詳
万葉集の花: 稲(いね)
現代名: 稲(いね)
山水にささやく
稲の起源は、インド西南部から中国雲南省と言われます。近年の研究では、
日本人の主食を支える稲作は、縄文時代後期からはじまっているそうです。
野生の特徴を多く受け継いでいる稲を「古代米」と言いますが、現代の白米よりも
栄養成分が高いようです。古代米には玄米の色から、赤米、黒米、緑米などが
あります。日本に初めて伝わったお米は、赤米だそうです。
稲の細長い葉には、茎の節ごとから生える 「茎葉」 と、根元から生える
「根出葉(こんしゅつよう)」 があります。豊かに実った稲田は、穂の波となって
風にそよぎます。