Gallery 7-25

FLOWER COMMUNICATION
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どる
花材:  桃2種 (園芸品種 白・ピンク) 乙女椿
花器:  双耳付鋳胴壷 (31 x 21cm) 
春苑(はるのその) 紅(くれなゐ)にほふ 桃花(もものはな)
下照道(したてるみち)に 出立(いでたつ)おとめ

                                                               万葉集 第19巻 4139 大伴家持
万葉集の花: 桃(もも)
現代名:     桃(もも)
山水にささやく
桃は中国原産のバラ科です。長寿の霊木とされます。
ひなまつりは、ひと形に心と身体のけがれをうつして、水に流してきよめた行事が、
女児の健やかな成長をいのる節句になりました。桃の花が雛人形にそえられます。
あなたがです。
「天平勝宝2年3月1日の暮、春の苑の桃李の花をながめて作れる歌2首」の内の1首です。
乙女と桃の花を歌っていますが、詠んだ時間が夕べであると記録されています。

特に有名な歌ですが、昼間ではなく夕べであることに注目しましょう。
周囲は暮色であるのに、桃の花がその下の道を紅(くれない)に明るく照らしています。
道に立つ乙女も紅色に染まって輝いています。
紅(くれない)と暮れないをかけているようです。日暮れの情景も更に美しく深みを増します。
(記:2010年2月18日))
和暦:天平勝宝(てんぴょうしょうほう)2年
西暦:750年
づく