Gallery 7-20

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どる
花材:  山吹 虫狩り あざみ
花器: インド真鍮水差し(高さ43cm)
夜麻夫伎(やまぶき)の 花のさかりに かくのごと
きみを見まくは ちとせにもがも

                   万葉集 第20巻 4304  大伴家持 (おおとものやかもち) 718頃〜785頃
万葉集の花: 夜麻夫伎(やまぶき)
現代名:     山吹(やまぶき)
山水にささやく
山吹はバラ科です。日本と中国が原産地です。原種は一重咲きの5弁花です。
4月から5月ごろに、前年の枝から腋芽が伸びて、その梢の先に花を咲かせます。
一重咲きの実は9月ごろに熟しますが、結実の率は低いそうです。八重咲きには
実が付きません。日中の陽射しを受けて、きよらかな花弁が黄金色に輝きます。

花の名前は、2メートル程に成長するしなやかな枝が、風に揺れるさまから、
「山振(山ぶり)」が転訛して、「山吹(やまぶき)」になったそうです。
づく
(やまぶき)