上記は、
別記している「商人八訓」を示した
渡辺崋山による、
交渉の要諦を説いた「八勿(ぶつ)の訓」です。
2番目の訓である
「眼前の繰廻しに、百年の計を忘れるなかれ」を、平成16年9月時点でこのホームページのトップページに使用しています。
勿とは「禁止の意をあらわす形容形(してはいけない)」のことです。
「商人八訓」と同様に、現在においても通用する内容であり、
企業経営上にも通じるところがあります。
現代風にすれば
1.平常心を保ち、感情に流されない
2.
短期計画と長期計画のバランスの重要性
3.
費用対効果の検討
4.緩急のバランスをとる → 成功はゆっくり実現するもの(
緩)、しかし、チャンスは突然やってくる(
急)
5.表向きはクールに、しかし、心の内は暖かに
6.行動は慎重にし、行動だけで見透かされないように
7.
偽り(うそ)
の危険性 → コンプライアンス(法令遵守)
8.
基本方針の重要性 → 基本には誠実に
ということを示しており、心にとめておきたい内容です。
渡辺崋山は、田原藩一万二千石(現在の愛知県田原市)の家老の家に生まれ、画家としても多くの重要文化財等を残しています。
詳細は、
< 田原市博物館ホームページ > で!