上記は、江戸時代末期の蘭学者である渡辺崋山が、商いの精神を要約した
「商人八訓」です。
崋山が幕末の蛮社の獄で1841年(天保12年)に死亡してから160年余り経過した現在でも、通用するものばかりです。
特に、5番目の
「小遣いは一文より記せ」は、毎日帳簿をつけることの重要性を示したもので、記帳の大切さは今も昔も変わっていません。
当事務所のホームページのトップページにも、この5番目の訓「小遣いは一文より記せ」を、1行表示部分に平成16年8月末まで、使用していました。
渡辺崋山は、田原藩一万二千石(現在の愛知県田原市)の家老の家に生まれ、画家としても多くの重要文化財等を残しています。
詳細は、
< 田原市博物館ホームページ > で!
また、商人八訓のほか、交渉の要諦を説いた
「八勿(ぶつ)の訓」があります。
これについては、また別の機会に紹介する予定です。