W;まとめ
テレビ放送を通してのみの応援検証だったので誤解があるところや、把握しきれていない点が多々あると思います。思い違いがあるかもしれないことをふまえつつ総括してみます。
使用した応援歌、技を全体的にみてみると、やはり「関高マーチ」が一番使用されていたようです。5回以降は毎回チャンスの有無に関わらず使用していました。逆に野球応援で最も使うと思われる「セイかっとばせ」は4回までしか使っていませんでした。試合内容にもよりますが、このあたりが通常の野球応援と異なっていたのではないかと思います。
最終的に一番気になったのはやはり吹研との融合がうまくいったかどうかの点です。テレビを通しての印象では回を追うごとに演奏がよくなっていったように聞こえました。吹研と幹部の相互のコミュニケーションがうまくかみ合っていった結果だと思いたいのですが、実際のところどうでしょうか。事前の準備期間の短さなどを考えると客観的にみてこの甲子園応援における吹研との融合は高く評価できるものだったと思います。個人的には関高の野球応援でファンファーレやコンバットマーチを聴くと違和感もあり、少々複雑な心境ですが。
最後に実際の現場で大応援団をリードしていた現役幹部についてはこの日までに和太鼓に関する応援規制をはじめとした様々な障害や各方面からの大きな期待に対して相当なプレッシャーを感じていたことは想像に難くありません。本当にご苦労様でした。応援規制については試合中も注意を受けていたことを後の報道で知りました。担当顧問の先生をはじめ学校関係者のご苦労も並々ならぬものがあったと思います。無力な一OBですがお察しいたします。今回の甲子園応援をきっかけに現役の関高生が幹部を見直し、そして新入生たちが関高魂に触れていくことを大いに期待しつつこの検証レポートを終わりにしたいと思います。
以上
|