修平の胃・しなかった胃ろう術

風邪をひいたら必ずゲボっともどしていたので、胃ろうを考えて逆流の検査をしました。
その結果、逆流は全くない事がわかりましたが、胃が捻転していました。
そして腸には多量のガスと便‥

正常な状態の胃

2001/9 修平の胃

正常な胃のイラスト 修平の胃のイラスト
上手に描けませんでしたが修平の胃の形の異常わかってもらえるでしょうか?

逆流検査後の結果 2001.9.20

  • 胃の逆流はない
  • 長い間、腸にガスがたまっていた状態にあったため胃の形が変形していてもどす事があった
  • 胃カメラで胃の内部を見たが異常なし

これからする事と検査の結果後

  • 胃の空気をなるべく注射器で抜く
  • 宿便をなくすため浣腸を毎日する
  • 逆流がないので手術はしない
  • 空気を良く飲んでいるので胃ろうにすると、そこからブシュブシュと空気と胃酸が出ることになるかもしれないので胃ろうはしない。

反省した事

学校や作業所に行く日中、便が出て欲しくなかった
先生や職員に便を換えてもらうのが遠慮だった
ラキソベロン(下剤)で便を出していたから、何時出るかわからないのでつい一日延ばしにして3,4日に1回くらいしか便をだせていなかった。
それが積もり積もって胃の変形と腸にガスや便がたまる事になってしまった。
一時期どこか痛そうな表情をよくしていた時期があった。
あれはおなかがパンパンでつらかったのだろう
(ごめんなさい、母の都合でつらい目をさせました)
検査後とにかく浣腸で毎日便を出すようになって(入浴前決まった時間)
私も修平もに楽になった。

尼崎医療生協病院の障害児(者)医療の取り組みより(ホームページからの抜粋)

 長期間、経管栄養を行っている重症児の場合には、その程度はいろいろですが 、二次障害としてのGER(胃食道逆流症)を合併してきます。
軽症のGERでは、保存的な治療(投薬)を行いますが、重症のGERを合併 している重症児では、GERの手術療法(ニッセンの噴門形成術と胃ろう造設術 )の適応になります。また、身体の重症の側弯のために、食道がS状に湾曲して 栄養チューブの挿入が困難な場合にも、胃ろう造設術(*)の適応になります。
(*)胃ろう増設術は、外科的に手術で行う方法と、内視鏡で行う方法があり ます。重症児の状態によって、より安全かつ確実な方法を主治医と相談して決め るようにしましょう。
 胃ろうは、経鼻の栄養チューブと比較して、鼻腔や口腔内を異物であるチュー ブが通らないために患児にとっては快適であると考えられます。また、胃ろうチ ューブの交換は、詰まらなければ月1回程度の交換でよいですし、胃ろうチュー ブの交換も簡単に家庭でできます。
院所によっては、手術を行わず、経鼻空腸カテーテル栄養法(カテーテルを小 腸まで挿入する方法)を行っている所もありますが、カテーテルの挿入が家庭で はできないために、その都度、医療機関を受診してレントゲンの透視下で医師が 行わなければならないと言う欠点があります。重症のGERをもつ重症児の場合 には、長期的なQOLの面からは検討すると、前者(ニッセンの噴門形成術と胃 ろう造設術)の方がより良いのではないかと私は考えています。
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