ひこじろうのぼうけん
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 りゅうは どんどん ちかづいてきます。

 かいぞくたちが いくら こうげきして

も、 りゅうには はがたちません。

 りゅうは かいぞくの せんちょう め

がけて まっすぐ とんでいき、 するど

い つめが ついた おおきな あしで

せんちょうの からだを つかみました。

 せんちょうは ひっしに もがきますが、

りゅうの つめは はずれません。

 ひこじろうは そんな ようすを みて、

いいきみだと おもっていました。


竜はどんどん近づいてきます。
海賊たちがいくら攻撃しても、
竜には歯が立ちません。
竜は海賊の船長めがけてまっすぐ飛んでいき、
鋭い爪がついた大きな足で
船長の体をつかみました。
船長は必死にもがきますが、
竜の爪は外れません。
彦次郎はそんな様子を見て、
いい気味だと思っていました。
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