* 伊勢本街道「横野〜大石」ウォーク

 

 

日時:平成19年9月17日(月・祝)

コース:横野(柿野神社)−深野−来迎寺−大石−不動院

−小片野(大石駅)

協力:紀伊半島交流会議 伊勢街道分科会

 

昨年より、伊勢本街道を伊勢に向けて少しずつ歩いてみえる大阪の方々が、先月より飯南地区に差しかかり、今月、当コースを歩くこととなりました。

この大阪からの旅人たちは、大東市在住の矢代洋子さん率いるバイタリティあふれる中高年の皆さんです。

「伊勢本街道 古道を歩こう楽しもう」を合言葉に2006年2月に桜井を出発し、以降月1回程度のペースで、少しずつ伊勢を目指して歩いています。

先月は櫃坂から横野までを、飯南公民館のふるさと学習会の皆さんと親交を深めながら歩きました。

今後も沿道の方々との出会いを楽しみに、伊勢まで旅を続けられます。

 

 

 

今回は大阪より18名、地元からは9名、スタッフ含めて30名である。

 

前回の終着、柿野神社よりスタート。

 

雨続きの伊勢の国であったが、今日は一転、真夏日。

 

柿野からは櫛田川沿いに伊勢平野へ向かうため、峠はないがそのかわり日陰もない。熱中症注意、である。

 

 

まず宝積寺により、伊勢本街道と和歌山街道の追分から移設した道標を見る。

 

歩き出すと、日差しがよりきつく感じる。

 

そのあと稲荷山でお昼をと向かったが、100段以上の階段のせいか、みんな一気に疲れる。

 

しかしここは高台で見晴らしも良く、風も良く通る。

 

お昼をとって、気を取り直し再出発。

 

柿野−大石間の街道は、本街道と和歌山街道が重なっている、と思い込んでいたが、実は歴史の古い本街道は、国道沿いの和歌山街道よりすこし上手を通っていた。

 

 

その道は、信仰の道であったことを示すように、古寺をつなぐ様に続いている。

 

今回はその古道を行くことにし、開山が治承3年(1179年、約830年前)の来迎寺に向かう。

 

東大寺を再興し、松阪の樹敬寺も創建した、俊乗坊重源上人草創の寺である。

 

 県指定有形文化財の梵鐘などを見学し、田園と山の美しい景色を楽しみ歩くが、それは熱中症との闘いでもあった。

 

やたら暑い。8月の猛暑を思い出す。

 

全員、疲れがピークとなりかけたので、大石の不動院あたりで、予定を繰り上げ大石ターミナルで解散とする。

 

午後2時であった。

 

雨も困るが、猛暑はもっと困る。

 

次回は10月6日はどうなることか。

 

しかし、今回も街の方々はここの風景をとても喜んで観ていただいたようで、地元の皆さんも色々語りながら、楽しんでいただいたようです。

 

体力的には消耗しきったけど、気持ちは充実した一日でした。

 

みなさんお疲れ様でした。

 

 

 

 

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