今回は大阪より18名、地元からは9名、スタッフ含めて30名である。
前回の終着、柿野神社よりスタート。
雨続きの伊勢の国であったが、今日は一転、真夏日。
柿野からは櫛田川沿いに伊勢平野へ向かうため、峠はないがそのかわり日陰もない。熱中症注意、である。
まず宝積寺により、伊勢本街道と和歌山街道の追分から移設した道標を見る。
歩き出すと、日差しがよりきつく感じる。
そのあと稲荷山でお昼をと向かったが、100段以上の階段のせいか、みんな一気に疲れる。
しかしここは高台で見晴らしも良く、風も良く通る。
お昼をとって、気を取り直し再出発。
柿野−大石間の街道は、本街道と和歌山街道が重なっている、と思い込んでいたが、実は歴史の古い本街道は、国道沿いの和歌山街道よりすこし上手を通っていた。
その道は、信仰の道であったことを示すように、古寺をつなぐ様に続いている。
今回はその古道を行くことにし、開山が治承3年(1179年、約830年前)の来迎寺に向かう。
東大寺を再興し、松阪の樹敬寺も創建した、俊乗坊重源上人草創の寺である。
県指定有形文化財の梵鐘などを見学し、田園と山の美しい景色を楽しみ歩くが、それは熱中症との闘いでもあった。
やたら暑い。8月の猛暑を思い出す。
全員、疲れがピークとなりかけたので、大石の不動院あたりで、予定を繰り上げ大石ターミナルで解散とする。
午後2時であった。
雨も困るが、猛暑はもっと困る。
次回は10月6日はどうなることか。
しかし、今回も街の方々はここの風景をとても喜んで観ていただいたようで、地元の皆さんも色々語りながら、楽しんでいただいたようです。
体力的には消耗しきったけど、気持ちは充実した一日でした。
みなさんお疲れ様でした。
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