TOPへ
BACK

    彦根城(金亀城)

           内堀の紅葉
黒門橋から表門方面を望む内堀沿いの紅葉もまた見事である。

彦根城概略:
井伊家2代目藩主・直継(のち直勝)が、1603年に佐和山の数キロ西南の
金亀山に築城開始したが、交通の要衝、西国大名の防衛として幕府も
総力をあげて支援し、1622年にやっと完成した。
天主閣は京極高次の大津城、太鼓門は三成の佐和山城、天秤櫓は秀吉の
長浜城、西の丸三重櫓は浅井家の小谷城から移築したと伝えられている。
維新後の廃城令で撤去される寸前に明治天皇の命で存続が決まった。

木造天主が現存する城
国宝:   松本城、犬山城、彦根城、姫路城。
木造天主城:弘前城(1611)、 松本城(1594)、丸岡城(1576)、犬山城(1537)、
      彦根城(1622)、姫路城(1609)、備中松山城(1683)、
      松江城(1611)、 丸亀城(1597)、高知城(1603)、
    伊予松山城(1602)、宇和島城(1601) の12城で犬山城が最古。

井伊家(最高:35万石)
徳川四天王(井伊直政、本多忠勝、榊原康政、酒井忠次)の一人・井伊直政が
初代藩主で、関ヶ原合戦後に石田三成の居城だった佐和山城を与えられたが、縁起が悪いと移築を計画、2代藩主・直勝が現在地に築城した。13代藩主・直弼は幕末に大老となって14代将軍・徳川家茂の時に安政の大獄(1859-60)を断行して、吉田松陰、橋本佐内などの勤王志士を処刑したので、後に水戸藩士らに暗殺され、14代藩主・直憲で幕末を迎えた。因みに明治元年は1868年。

玄宮園 
内堀の外、黒門橋の近くにある大名庭園で、4代藩主・直興が近江八景を模して造園した。日本三名園に次ぐ美しさで、紅葉が特に見事である。
二季咲桜
11-12月、4-5月の年2回開花する二季桜。昭和47年に水戸市から寄贈されたもので、桜田門外暗殺事件の償い?
 
           彦根城・天主
天主閣のある本丸としては非常に広く、紅葉がきれいである。
          井伊直弼像
安政の大獄を起こした13代藩主。天主閣内に
陳列されている。
滋賀県彦根市金亀1−1 撮影:H22.11.25


安政の大獄で悪名高い井伊直弼の居城であり、国宝四城の一つとして知られる
彦根城は、豪壮な城郭と見事な庭園(玄宮園)を備えている

             表門橋
彦根城の入り口で、天秤櫓、太鼓門櫓を通って
天主閣へ続く。

           天秤櫓
二つの櫓の間に渡り橋が建てられて天秤の形に見えることから名付けられた。長浜城から移設。

            本丸庭園
本丸の一角に茶店風の家があり、見事な紅葉の後方に見晴らし台地もある。

              黒門橋
本丸と玄宮園を結ぶ橋で、奥に上ると西の丸を経て本丸、手前に玄宮園がある。

           佐和山
石田三成の居城があった小高い山で、本丸の見晴らし台地から直ぐ近くに見える。

            ひこにゃん
ご当地キャラクターの奔りとなった彦根城の
キャラクター「ひこにゃん」。後ろは井伊大老像。

              玄宮園
池と紅葉がきれいで、近江八景を模したすばらしい庭園である。
紅葉期の夜間はライトアップもされている。

           二季咲桜
玄宮園から表門の間にあり、秋季の花は小さいようである。

名神高速道)彦根ICから約2kmで彦根城に着く。
駐車場は数か所あるが、表門前が入城には便利。