代表的な石筍
     下のつづらが欠けているのが惜しまれる。

中国自動車道・北房ICを出て313号線の北房町役場で50号線に右折する。要所要所に道案内版があるので、地図も見ながら山間と畑の中を進めば、30分足らずで満奇洞のみやげ物店前の駐車場へ到着する。

        唐獅子
洞内最大規模の鍾乳石の下に獅子?が居る。

   ナイヤガラの滝
  小川に沿って千枚田に続いて現れる。

        満奇洞入口
駐車場からやや急坂を数分登るとたどり着く。

岡山県・新見市の石灰岩山中にある見事な鍾乳洞。総延長450mと規模はやや小さいが、美しさでは秋吉台の秋芳洞の縮小判と言えるかも。中は坂が無く平坦なので足の悪い人でも楽に歩けるのも良い。この台地の西端、高梁川のほとりには有名な井倉洞があるが、こちらは長い急坂で足の悪い人は難渋する。
一番奥には、夢の宮殿と呼ばれる地底湖があり、赤い竜宮橋が架かり幻想的な雰囲気を漂わせている。
発見は江戸末期で、昭和4年に与謝野鉄幹・昌子夫妻が訪れた時、あまりの見事さに「奇趣に満ちた洞」と絶賛し、幾つかの歌を残したことから「満奇洞」の名が生まれたが、道路の開発が進まない山奥なので観光バスが行けず、俗化してないところが好ましい。。

鉄幹作:「おのづから 不思議を満たす百の房 ならびて広き山の洞かな」
晶子作:「満奇の洞 千畳敷の蝋の火の あかりに見たる顔を忘れじ」

        千枚田
小規模だが、上からぶら下がる蛇の頭?が気味悪い。

            洞窟内広場
入り口に近い最も広い空間。照明ランプがやや不気味。

洞窟の博物館・満奇洞
岡山新見市豊永赤馬2276−2 撮影:H17.6.2
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        鬼の金棒
 奥にある鬼の居間の入り口を守る石筍。

            夢の掛橋
夢の宮殿への掛橋。この時は通行止めで残念。

           竜宮橋
更に奥にある宮殿への橋で、ここも通行止め。