北緯40度線のモニュメント
半島西海岸は急峻な絶壁が続くが、先端の入道崎近くは平坦な広い草原のようで、このモニュメントが意外に調和している。
男鹿半島(ナマハゲの里)
秋田県男鹿市北浦・入道崎、湯本中里 撮影:H26.7.14
男鹿(おが)半島
宮城県の牡鹿(おしか)半島と間違えられやすいが、なまはげの里として有名で、先端は入道崎、中央、西海岸近くに男鹿三山(真山、本山、毛無山)があり、付け根に以前は琵琶湖に次ぐ大湖・八郎潟があったが、現在は干拓地としてほとんどが埋め立てられて、昭和39年に最後の新設自治体・大潟村が誕生した。
入道崎燈台
男鹿半島先端の入道崎近くに明治31年に設置され昭和26年に改築された高さ28mで北緯40度線上に立つ。岩手県の陸中黒崎燈台も太平洋側の40度線上に立ち、日本海側と対になっている。
ナマハゲふれあい太鼓ライブ(男鹿温泉郷)
男鹿温泉は男鹿半島となまはげ観光の拠点で、ここの交流会館)ふれあいホールで地元の若者達が、勇壮なナマハゲライブを観光客対象に毎夜演じている。
入道崎の土産店
なまはげ
大晦日に秋田県男鹿市などで行われる伝統的な民俗行事で、「男鹿のナマハゲ」として、国の重要無形文化財に指定されている。ナマハゲは山の神々の使いとして出刃包丁や鉈を待って奇声を発しながら里の家々を訪れ、悪い子や泣き虫を諌める。
男鹿三山と山かけ
東から真山(567m)、本山(715m)、毛無山(677m)が連なり、この三山を縦走することを山かけと云い、なまはげを演じる若者の必修行事であった。寒風山を入れる人もあるが、かなり離れているので除外するのが一般的のようだ。
入道崎先端の海岸
日本海の荒波に晒されているとは思えない穏やかな海岸である。
ナマハゲの出迎え
温泉旅館の玄関では必ずこのようなナマハゲが出迎えてくれる。
みやげ店全体を燈台荘と云う。
みやげ店シンボルのなまはげ人形。
入道崎燈台
岩手県陸中黒崎灯台と北緯40度線上、東西で対をなす。
なまはげの語源:冬に囲炉裏にあたっていると、手足に「ナモミ」と云われる低温火傷が出来ることがあり、それを剥いで怠け者を懲らしめ、災い転じて祝福を与える意味で「ナモミ剥ぎ」から「ナマハゲ」とよばれるようになった。