下山道の紅葉1
国宝・三重塔
鎌倉時代後期、飛騨の匠が建立した純和様建築物で、内部に国内唯一の鎌倉壁画がある。
伝教大師像
参道を登り切った受付の上にある、比較的新しい石像である。
参道
中腹にある駐車場から入ると、参道を昇らなくてもよいが、不断桜は見れない。
蓬莱庭(国指定の名勝庭園):薬師如来、日光・月光菩薩の三尊仏を表す立石や十二神将をあらわす石組があり、心字池には折り鶴の鶴島と亀島がある。
不断桜(天然記念物):307号線に面した山門を入った参道の途中にある高山性の樹齢250年の桜で、春秋冬に咲く彼岸桜の冬桜に属する。名神高速道を跨いで中腹に作られた駐車場から参拝すると見られない。
湖東三山
琵琶湖の東北にある天台宗の古寺で北から(又は東名・彦根ICに近い順に)西明寺、金剛輪寺、百済寺の三寺院で、いづれも紅葉が奇麗なことでも有名。一日で三山が丁度廻れることから、晩秋は訪問客の絶え間が無い。
西明寺
平安時代の承和元年(843)、仁明天皇の勅願により三修上人が開いた天台宗寺院であり、本尊は薬師如来(平安時代作の重文)。
平安、鎌倉、室町時代を通じて祈願・修業道場として栄え、山内には17の諸堂と300の僧坊があり、戦国時代に織田信長によって比叡山とともに焼き討ちされたが、幸い本堂、三重塔、二天門が火難を免れて現存している。
本堂(国宝第一号指定):鎌倉時代初期の純和様建築で、釘を全く使用しない桧皮葺きで、鎌倉様式が保存されている。
内部には本尊・薬師如来、釈迦如来、不動明王、日光・月光菩薩、広目・多門のニ天王、十二神将など多数の仏像が安置されている。
三重塔(国宝):本堂と同じく鎌倉時代後期の純和様建築で、塔内壁には大日如来の脇侍三十二菩薩が極彩色に描かれていて、鎌倉時代の壁画としては国内唯一のものである。
蓬莱庭入口
蓬莱庭入口の手前にある黄色の楓。
湖東三山・西明寺
蓬莱庭(名勝庭園)
池の右手斜面には、薬師如来、日光、月光の三尊仏をあらわす立石と、十二神将をあらわす石組がある。
滋賀県犬上郡甲良町池寺26 H14.11.29撮影
国宝・本堂(瑠璃殿)
鎌倉時代初期、三重塔と同じく飛騨の匠が建築した純和様建築物。
下山道の紅葉2
蓬莱庭の苔庭の立体写真
画面に顔を近づけて2枚の写真を睨んでいると、中央に2枚が重なった写真が見えやがて立体的に見えてくる。
蓬莱庭入口
蓬莱庭の手前にある庭園で観光客の記念撮影風景。
湖東三山
名神高速道)彦根ICから南へ307号線沿いに西明寺、金剛輪寺、百済寺がほぼ等間隔に並んでいて一日コースになっているが、シーズン中は大混雑する。