BACK
TOPへ

          地蔵川上の茶店
川の上にこのような茶店もあり、夏のすばらしい涼処である。

醒ヶ井宿(中仙道)

滋賀県米原市醒井 撮影:H25.8.20  

          生活用水の地蔵川
川には小さな橋が掛けられ、この橋を渡って家に入るようになっていて、地蔵川の水は生活用水であった。
東名高速道)米原JCから北陸道に入ってすぐの米原ICを出て21号線を名古屋方面に向かうと2KmほどでJR醒ヶ井駅前に到着する。駅前広場に駐車できるので徒歩で数百mで地蔵川沿いの醒ヶ井宿を散策できる。

醒ヶ井宿
江戸時代、中仙道69次の61番目の宿場町。
古代から交通の要衝であり、日本書紀の日本武尊伝説に登場する「居醒泉」が醒ヶ井の地名の由来と云われている。事実、宿の中を今でも水温が15℃と年間を通じてほぼ一定に保たれている湧水の川・地蔵川が流れ、昔と変わらぬ清涼感が漂っている。

中仙道
江戸日本橋ー大宮ー高崎ー軽井沢ー下諏訪ー塩尻ー奈良井ー野尻ー馬篭ー中津川ー伏見ー関ヶ原ー醒ヶ井ー愛知川ー草津で東海道と繋がる69次、130里の街道。


             本陣跡
江戸時代の本陣跡。居醒と十王二つの湧水地点の中間にあり今では旅館・割烹店になっている。

         第2の湧水
二つ目の湧水地点で宿の中ほどにあり、近くに十王堂があったことからこの名前がつけられた。

         居醒の清水
地蔵川の原点の湧水地「居醒の清水」で中に日本武尊の腰掛石と鞍掛石がある。

醒ヶ井の湧水川(地蔵川)
醒ヶ井宿の屋並みの中を古代から流れている幅数mの川水は加茂神社近くの湧水「居醒泉」が源泉で、その昔、日本武尊が伊吹山の大蛇退治をした時、猛毒で高熱を発しやっとこの川に辿りついて体を冷やすと、すっかり回復したと伝えられている。
梅花藻(バイカモ、沈水植物・キンポウゲ科)

15℃前後の澄んだ湧水を好み、川底に群生して流れに沿って這うように育つ多年生水草である。初夏から秋にかけて梅の花に似た小さな花が咲く。

       サルスベリの花と梅花藻
ピンク色の梅花藻の花があるのか?と思ったら、川岸に植えられたサルスベリの落花だった。

           梅花藻の花
直径数センチの梅の花に似た白い花弁で、水流の緩やかな場所に群生している。

          中仙道・醒ヶ井宿
地蔵川から少し外れたところにある、昔の醒ヶ井宿の面影を残した家並み。