三陸海岸と遠野
建設が進む防潮堤
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陸前高田の復興のシンボル一本松
三陸海岸:東北地方の旧国名の陸前、陸中、陸奥の3国の総称を三陸と呼び、その太平洋に面したリアス式海岸を三陸海岸と云うが、詳しくは宮城県牡鹿半島付け根の万石浦〜金華山〜気仙沼湾〜岩手県・陸前高田〜大船渡〜釜石〜宮古〜久慈〜青森県・八戸市を指し、総延長距離は約600km。特に岩手県の湾岸は東北大震災の津波被害の甚大さで有名?になった。
岩手県陸前高田市、大船渡市、宮古市、青森県八戸市 撮影:平成28年5月14-16日
約7万本あった松の木が全て流出し、かろうじて残ったのが奇跡の一本松。
三陸鉄道北リアス線
リアス式海岸の入江には必ず防潮堤があり、
津波で破壊された防波堤の改修が進行中。
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民話の里・遠野:明治の民俗学者・柳田国男がこの地の民話蒐集家・佐々木喜善の話を纏めて出版した「遠野物語」で有名になった。遠野市のシンボルとなった河童の伝説(河童やそれに似た子供が生まれた)と、馬の神・オシラサマ(東北地方では家の神、蚕の神、農業の神など)の話が有名。特に遠野駅前の河童像や河童淵など河童にまつわる話が多い。
H27.4 全線開通。南リアス線は盛駅〜釜石駅
36.6km北リアス線は宮古〜久慈駅71km
1億年前の火山岩や溶岩からなり、高さ200m、長さ8kmに及び、北山崎展望台から遠望できる。
遊覧船から見た浄土ヶ浜の景勝
北山崎の断崖
三陸有数の景勝地で、大津波で埋没した近くのレストハウスも復活し観光客も増えている。
宮古の浄土ヶ浜
太平洋側の浄土ヶ浜
市内の主なホテルで遠野物語を数人の語りべが、順番に1話5分以内にまとめて聞かせてくれる。
神社本殿が消失した跡地に群がるウミネコ群。子育てが終わる8月に旅立って行く。、
遠野物語の語りべ
ウミネコの繁殖地で、2月下旬に南方から数万羽が飛来し、子育てに励む。
八戸市の蕪島神社
蕪島上のウミネコ
昔の生活様式を再現した民家。曲り屋やオシラサマを祭った御蚕神堂もあり、約千体のオシラサマが四方の壁に祭ってある。運がよければ、二代目の河童おじさん「運萬治男」さんが案内してくれる。
伝承園のオシラサマ
駅前にある河童庭園。5体の河童の表情がなんともユーモラスである。
遠野駅前の河童像
遠野の伝承園
一本松と作者
一本松の立体像
左右の写真の中間を見つめていると、やがて2つの画が重なって立体画が中央に現れる。
北山崎
浄土ヶ浜