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四天王寺
四天王寺
車では阪神高速の高速1号環状線)天王寺ICが近くて便利。南大門の手前
右側に50台の駐車場がある。電車の場合は地下鉄・谷町線)天王寺前夕陽丘
が便利。JRでは大阪環状線)天王寺駅から約1kmで南大門へ着く。
四天王寺縁起:
寛弘4年(1007)金堂六重塔中で発見された。それによると、物部氏と曾我氏
の合戦の折り、曾我氏についた聖徳太子は形勢の不利を打開するため、自ら
四天王像を彫りこの合戦に勝利すれば、四天王を安置する寺院を建立しよう
と誓って、勝利の後に建立されたとある。
四天王: 仏教界の須弥山の東西南北を守護する仏で、最初インドで誕生した時
は温和で華麗な衣装を着けた貴人であったが、中国に渡ってから甲冑を着け
た武人に変わって日本に伝わった。当初は四天王が本寺の本尊であったが、
平時代から救世観音菩薩が本尊となり金堂に安置されている。
東門守護:持国天
南門守護:増長天
西門守護:廣目天
北門守護:多聞天
大阪市内唯一の大寺院。推古天皇元年(593)に聖徳太子が建立された日本仏法最初の官寺であるが、大阪の中心にあったためその後の度々の戦火で消失したが、その都度再建されてきた。しかし第二次世界大戦の大阪大空襲で殆ど灰燼になり、現在の建物は昭和38−54年に再建されたものである。
四天王寺境内図
南大門、五重塔、金堂、六時堂が南北一直線に並んでいるのが判る。西大門側に伽藍内部拝観の入り口がある。
六時堂と石舞台
昼夜6回諸礼讃が行われるので六時礼讃堂。手前の池は亀の池で石舞台がある。
石の鳥居と西大門
お寺の鳥居は珍しく、1294年に木造から石造に建て替えられた。奥に見えるのは西大門。
南大門
表玄関に相当し、北へ向かって仁王門、五重塔、金堂、講堂が一直線の並んでいる。
中門(仁王門)
五重塔の前に位置し、左右から講堂まで五重塔と金堂を取り巻く回廊が巡らせてある。
中門の仁王象
右(東側)が那羅延金剛力士、左(西側)が蜜迹金剛力士の像である。