たつの市は姫路の北西に位置し、龍野藩5万三千石の城下町で、清流・揖保(いぼ)川と原生林・鶏籠山に抱かれた静かな風情の街は播磨の小京都と呼ばれ、素麺、醤油の街としても名高い。龍野公園には三つの小径、「童謡の小径」「文学の小径」「哲学の小径」があり、一時間ほどの散策が楽しめる。
司馬遼太郎が「街道をゆく」シリーズの「播州揖保川・室津みち」で、樽を叩く音と琴の音が響く静かで、詩人三木露風の名残が強い街と書いている。
三木清の哲学碑
清のレリーフと「人生論ノート」の中の怒りについての碑(義人とは怒れることを知れる者である)
野口雨情作詞「七つの子」歌碑
歌碑材料は作詞者出身地の小豆畑石である。
童謡の小径の途中
曲がりくねった坂道の途中に童謡の歌碑がある。
童謡の小径入り口
赤とんぼ荘の正面にあり、直ぐ石畳階段がある。
国民宿舎・赤とんぼ荘
三つの小径を散策する拠点として最適の場所にある。
リンク
たつの市
童謡の小径
昭和53年に「童謡の里」宣言をして全国から好きな童謡を募集し、上位7曲の歌碑を白鷺山に設置、前に立つとそのメロディが流れるようにしている。歌碑は作詞者出身地の石が使用されている。
曲名 | 作詞者 | 作曲者 |
里の秋 | 斉藤信夫 | 海沼実 |
夕焼け小焼け | 中村雨紅 | 草川信 |
七つの子 | 野口雨情 | 本居長世 |
ちいさい秋見つけた | サトウハチロウ | 中田喜直 |
みかんの花咲く丘 | 加藤省吾 | 海沼実 |
月の砂漠 | 加藤まさお | 佐々木すぐる |
叱られて | 清水かつら | 弘田竜太郎 |
哲学の小径
童謡の小道入り口の直ぐ左が哲学の小道の入り口。
京都の哲学の道のような水の流れは無い。
たつの市(播磨の小京都)