但馬の湯村温泉
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地図
山梨県に湯村温泉があるが兵庫県の但馬の北部にも湯村温泉があり、ここは常に98℃の熱湯が湧出していることで有名である。さらに20年前に吉永小百合主演の「夢千代日記」がNHKで放映されてから、全国的に知られるようになった。
それを記念して荒湯を見下ろす高台に吉永小百合扮装の夢千代像が立ち、近くの正福寺には夢千代地蔵まで建立されている。この写真を撮影する前日に吉永小百合が20年ぶりに訪れて、大変な賑わいであったとか。なお「夢千代日記」の中で小百合が歌った「貝殻節」は、NHKのテレビを見た人は湯村温泉の民謡と思い込んでいる人が多いが、実際は鳥取県の浜村温泉の民謡(下記)で、歌詞で分かるように海辺の歌であり、ここは海岸から9km山奥に入った場所で貝殻とは関係のない山峡である。
湯村温泉の荒湯は平安初期、天台宗三世座主・慈覚の開発と伝えられる、無色透明、無味無臭のアルカリ性で98℃の熱湯である。
吉永小百合の夢千代像
98℃の熱湯が湧出している荒湯
手前のコンクリート枠の中へ生卵を吊るしておけば、10数分で温泉卵がゆであがり、そのための卵も売っている。
昔は子供が湯壷に落ち込んで大やけどで死んだそうである。
吉永小百合の手形
春来川に沿って作られた足湯
但馬牛の銅像
松坂牛や神戸牛はここ温泉町の山間部で飼育された但馬牛を種牛としている。
何の因果で 貝殻こぎなろうた
カワイヤノー カワイヤノー
色は黒なる 身はやせる
ヤサホーエイヤー ホーエヤエーエ
ヨイヤサノサッサ ヤンサノエーエ
ヨイヤサノサッサ
貝殻節 (鳥取県民謡)歌詞
浜村沖から 貝殻が招く
カワイヤノー カワイヤノー
嬶(かか)よ飯炊け 出にゃならぬ
ヤサホーエイヤーホーエヤエーエ
ヨイヤサノサッサ ヤンサノエーエ
ヨイヤサノサッサ