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           4,200万円の金塊
重量15.9kgで誰でも触れる。手前は 33.5kgの銀塊
でこちらの時価は 130万円。

         徳川幕府が作った大判
左から、享保大判(165.4g,金67.7%)、天保大判(165.4g,
金67.4%)、万延大判(112.8g,金36.3%)。

造幣局:
 明治4年4月4日に、明治新政府によって現在地に創設され、昭和15年に
 独立行政法人となった。た。
業務: 貨幣の製造を主業務とするが、時代の要請に応えて勲章、褒章や
 オリンピックのメダルなどの製造も行っている。他に貴金属地金の精製や
 貴金属製品の品位証明(ホールマーク)の事業も行っている。
造幣局博物館: 主に戦国時代以後の貨幣やメダルなどを展示、ここしか
 ない貴重な大判も展示されている。入場料無料。
江戸時代の通貨制度:一両=4分=16朱=4,000文(4貫文)と4進法であっ
 た。これは徳川幕府が通貨制度を全国統一した時、武田信玄が領内で
 創設した制度をそのまま受け継いだものであった。
大判、小判:大判は通貨ではなく、褒章品として豊臣秀吉や徳川幕府が作っ
 たもので、現存数は極めて少なく、小判が流通貨幣の最高額。
  

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造幣局

   大阪造幣局

桜の通りぬけ(明治16年から開始) 
 造幣局構内の淀川沿いの全長560mを、毎年4月中、下旬の1週間、一般
 花見客に開放している。昭和58年に開通100年を迎えて花見客も増え、
 最近の通り抜け客は約80万人と言われる。開放の後半になると散り始め
 る桜が出るので、前半に出かけた方が良さそう。
 通りぬけは北方面への一方通行で、天満橋方面から桜ノ宮方面へ約25分
 で、トータル約1時間の徒歩になる。

桜の種類:大半が遅咲きの八重桜で、開山、普賢象、松月、紅手鞠、柴山、
 楊貴妃など120種、350本が植えられ、2度咲きの桜もある。
 紅手鞠、大手鞠、小紅手鞠、養老桜などは他に見られない珍種と言われ
 ている。

桜の通り抜けは旧淀川沿いの歩道約600m
の区間で、入り口近くに貨幣セットや金属工芸品の販売所、途中に博物館がある。

       豊臣秀吉が作った大判
左:天正菱大判。現存数5,6枚といわれる。
右:天正長大判。17.5×10.2cmで世界最大の金貨。

         工程中の500円貨幣
銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%で、ここ本局で
製造している。
        長野オリンピックの入賞メダル
左から銀メダル、金メダル、銅メダルで、右の東京
オリンピックのメダルよりも洗練されている。
    東京オリンピックの入賞メダル
左の長野のメダルに比べると、デザインが古臭い。
いづれもこの造幣局で製作された。
大阪市北区天満1-1-79 撮影:H21.4.20

          平野撫子
毎年その年の花が決められている。これは平成
21年の桜。

            桜の通り抜け道
見物道の両側にはボンボリが立ち、夜間9時まで通り抜けできる。

          造幣局正門
桜の通り抜けの北出口、左方面にある。

造幣局の本局は大阪で、東京と広島に支局があり、主として貨幣の製造をおこなっている。
紙幣は日本銀行券で、日銀が印刷所で印刷して発行している。

桜の通り抜けは南から北への一方通行なので、地下鉄谷町線又は京阪の
天満橋駅北出口(徒歩10分)が近く、帰りはJR環状線・桜ノ宮又は京橋駅
(徒歩15分)が便利。