三角山(不動山)

 国道339号線を北に向かい、靄山を右手に約1km程行ったところに、ほぼ三角錐の形をしている三角山(不動山)がある。しかし、この山に言及した文献があまり見当たらず、その存在も靄山ほど知られていない。この山の麓(海岸線)に「洗磯崎神社」があり、かつては安部家の祖先の守護神「アラハバキ」を祀る神社といわれているが、現在は「オオナムチ尊」と「スナビコナ尊」を祀る神社となっている。

《所在地》
   青森県北津軽郡市浦村脇元(国道339号線小泊方向へ)

 不動山参道脇にて
 百万遍念仏は、元弘元年(1331)7月に疫病が流行し、京都知恩院(浄土宗)の八世善阿空円が後醍醐天皇の勅を奉じて、宮中において17回の百万回念仏を修したのがはじまりといわれています。この百万編念仏は京都から、全国に広がってゆきました。「南無阿弥陀仏」を唱えながら、約7mの特大の数珠を回し、ひと回りすると10万回、10回りで百万回唱えた事になるという。昔は、市浦村の各地でみられたが・・・・。