春日内神社
 
 ここは、津軽三十三霊場の十七番札所になっている。もともとは、龍興寺と春品寺跡と伝えられている。
 奥院は鞘堂(さやどう)で、堂宇は飛龍宮といわれ、元和9年(1614年)に建て直された。明治初年、神仏分離にあたり観音堂が廃止されたが、まもなく「聖観音」を御神体とする「春日内神社」として復元され、巡礼者を迎え続けている。
 大正時代になって、飛龍宮を廃し春日内観音と呼び直して現在に至っている。

  〔十七番札所御詠歌〕
           野をも過ぎ山路に向かふ雨の空
                      祈れば晴るる峯の曇りも
 
《所在地》   青森県北津軽郡市浦村相内