un title #4
「山下さん…」
ユリが震えた口を開いた…
「弟がまだいるんです!」
弟さんが…!? ウオァー!建物の向こう側で叫び声が聞こえた。
「ユウジだ!」
ユリは叫ぶと同時に走りだした。
「いくぞ!」
山下も後に続いた。 その先では金属バットを必死に振り回す少年がいた。
「こっちにくるな!バケモン!」
ダッダダダダ!山下は少年を襲うゾンビをけちらした!
「ユウジ!」
「姉ちゃん!」
姉弟は互いに抱きしめあった。
「お兄ちゃんたちありがとう!」
「よかったな…」
山下は嬉しい半面この2人が足手まといになることを感じていたのだった…。


時をさかのぼること 1週間前
イラクのテロ組織[ヴァルハラ] ‥‥‥高い資金力と技術力をもった組織で その存在は アメリカですら 名前しかわかっておらず 実在しないのではと 長年 思われていた組織 その組織の研究所が ついに完成させた[ゾンビウイルス]
ゾンビウイルス‥‥‥血液に混じることで 増殖し 生物を死亡させるが 脳だけは 食べるとゆう本能だけを激しく伝達しつづけて 生物を動く屍にしてしまう
当初の目的は アメリカへの使用で アメリカを自滅させようとしたが あらゆる生物に感染してゾンビ化させる感染力を危惧して ターゲットを アメリカの犬である日本に変更された
日本は 島国なので 感染の拡大を防げ アメリカの基地もあるので ターゲットとしては最適だった
計画としては アメリカへの脅しと 実際に使用した際のデータ採取が目的として行われた‥‥‥
そして 3日前 ウイルス使用と データ採取を 行うヴァルハラの精鋭チームが来日し 次の日に ゾンビウイルスが使用された

精鋭チームのメンバーは5人
リーダーのアジジ‥非情だが頭も切れ 全てにおいて高い実力をもっている 37歳
アリ‥乗り物系がメインで 飛行機やヘリ 船の操縦などもできる 32歳
サドマン‥コンピューターのプロフェッショナルで 戦闘は不向きで ビビリ症 26歳
ターナ‥女だが 負けん気が強く 狙撃の名手 戦場が好きで 傭兵をしながら各地を転戦した経験をもち 実戦経験はアジジの次に多い 29歳
オルガ‥気の荒い 戦闘狂 頭は悪いが 戦闘能力は高い 33歳

「よし行こう!」
修二ら四人は歩きだした…。ウゥー アァー
「! ちっ!ヤツラか」
ゾンビの大群がこちらにやってくる!ざっど50匹ほどいるだろうか…。 ウゥー ドォン!ダァン!
「ちっ!数が多すぎる!」
ジジ…ジ
「こちら小林!隊長!実弾使用の許可を!」
…ジジ
「こちら岩村、実弾の使用を許可する!」
「よぉし ヤマ!実弾の許可がでた!」
2人は素早く銃の弾を実弾に変えた。 ダダ…ダダダ! ズガァン! 山下は姉弟を安全なところに避難させるとサブマシンガンを連射した! 修二はスパスを
「ヤマ!オレがヤツラを引き付ける!ヤマは2人を守れ!」
「でも…」
「行けぇ!」
「ちぃ、自分だけいつもおいしいとこを…」
山下は2人のとこに走りだした…。ウラァ! ズガァン!ドォン! 修二のスパスが火を吹く!上半身だけのゾンビが襲ってくる…!
「クソったれ!」
上半身ゾンビの頭を足で潰した! オォ-ウゥー ズキッッ…修二は肩の痛みを押さえショットガンを放つ、ショットガンの衝撃は確実に修二の肩にダメージを与えていた…
「クソ…肩があがらねぇ…」
しかし、修二はニヤリと微笑むと腰から手瑠弾を手に取った…
「吹っ飛べ!このクソ野郎ども! 」
キィン! カランカン……ズドォォォン! 鼓膜を破るような音が辺りに響いた。静かになった瞬間 ヤツラはハ ゙ラバラになった…

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