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10分ほど歩くと大きな建物が見えた、ラクーンモールだ。ラクーンシティの市民の買物の拠点でいくつもの店舗が入っている。服はもちろんスポーツショップ、飲食店、なんとホームセンターまでもある。ガシャァァン! 2人はショーウィンドゥをぶち割り中に入った。
「まず、服だな。」
アレックは患者用のパジャマのままだったので気にいった服を見つけ着替えた。一方アンディはゾンビがいないか見回っている。 アレックはなにか使えそうなものを探しにホームセンターに入った。 アレックがカー用品コーナーを曲がると… チャキ カシャンッ アレックは素早く銃を構えたが人間だった。
「脅かすなよ…!」
真ん中のノッポが驚いたように言った。
「まだ生存者がいたのか…」
右の無精ヒゲを生やした男が呟いた。
「おぃ!銃を下ろしてくれよ!」
左にいるいかにも人がよさそうな男が喋った。アレックは銃を下ろすと男達にいきさつを話した…どうやら3人はラクーンモールの警備員らしい。オレはティム、んで真ん中のがタイラー、右がTJだ!ダァァン…! 人のよさげな男が自己紹介をしおわったとき銃声が聞こえた!
「アンディ!?」
アレックはホームセンターをでるとゲームセンターのほうに走り出した! そこにはアンディがゾンビに応戦していた!
「クソッッ!」
ダァン!ダン!
「頭だ頭を狙えぇ!」
ティムが叫んだ! ダァァン! ゾンビは後ろに倒れ動かなくなった…

「フゥ…?アレックそいつらは?」
アレックはアンディに3人を紹介した。
「まずはお前らが壊したショーウィンドゥの修理だ、ホームセンターから木材をとってきてくれ。」
TJはアレックとティムに木材を取りにいかせた。
「オレは食料を調達してくる。アンディ、タイラーはまだゾンビがいないか見回りに…。」
アレックとティムはホームセンターで木材、釘、などを調達し、さらにチェーンソまでもってきた。TJは菓子や酒など食料品をたっぷり持って来た。アンディとタイラーは戻ってくるなり3匹殺ったと自慢げに話していた。それから3日間は街が壊滅状態なんてウソかのような日が流れた…あのニュースが流れる前までは…
「こ…こち…ら…デイリーラクーンです。政府の発表では明後日未明にラクーンシティのゾンビ壊滅作…戦が決行される予定で…す」
家電製品売り場の大型テレビにはこんなニュースが流れていた…
「ゾンビ壊滅作戦…?」
「なにが起きるんだ!?」
「ラクーンシティをどうするんだ?」
彼らは口々に言った…。

「核だ…」

アンディは怪訝そうな顔で呟いた…。
「核ぅ!?まさか…」
「いや…ありえない話しじゃない…全滅させるくらいなら核が必要なはずだ…」
アンディの狙いは当たっていた。
「脱出の手を打たないとな…」
「そうだ!地下に配送用のトラックがあった!あれを使えば…」

5人はライトを手に地下に降りていった…
「地下は電気系統がヤラれちまってんだ…」
地下駐車場はライトが無ければなにも見えない状態だった… カタッッ 5人は音のしたほうに一斉に銃を向けた!…ニャァ猫だ…。
「なんだ…猫かよ…」
タイラーが冷汗をかきながら喋った。 ガタッッ
「また猫か…」
タイラーはもう驚かんばかりだった…他の4人も安心しきっていて銃を構えるのが遅れた… オォー ウワァオー
「ヤツラか?!」
暗がりから現れたのは猫でなくゾンビだった!10体以上はいる!ドォゥン ダァン ダンダン 銃声が響き1体、また1体と倒れていくが…なかなか数が減らない!
「おまぇら…ミンチにしてくれらぁ!」
ブォンブァン! チェーンソのモーター音が辺りにこだました… アレックは伐採用のチェーンソを武器にゾンビを伐り(きり)刻んだ! 血飛沫が飛び散りゾンビ達は死んでいった! なんとかゾンビを片付けトラックを見つけた!
「これか…」
「まずタイヤだな!」
「ここは変えたほうがいい」
みんなが意見を出し始めた。 案がまとまり5人は作業に入った。アンディとタイラーはタイヤを交換。TJはトラックの後ろのコンテナを人が入れるようにした。ティムとアレックはホームセンターで材料を取りにいった。帰り際アレックはあるものを見つけ…
「こりゃ、使える」
そういいながら3本も地下に持っていった…

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