悲しき運命チェーンソー男 #第三話
紙袋をとるとジョンソンは顔に被った。そして立ち上がり叫んだ
「がぁぁぁぁぁぁああ!!」
怒りは姉妹に向けられた。ジョンソンはリンゴを切るために姉妹が持ってきたであろうナイフを手に取り二人の顔を切り刻みはじめた。
「オマエラは俺の妹だ!オマエラの顔も俺と同じようになるんだ!!」
そういいながらジョンソンは姉妹の顔を切り刻み続けた。医師が部屋の異変に気付き入ってきたが時すでに遅く姉妹の顔は原型をとどめてなかった。
「うぉぉぉぉ!!」
叫び声をあげるとジョンソンは医師を押し退け病院から出ていった。ジョンソンは村に戻ったのだ。そしてジョンソンは紙袋の中で自分の惨めさを憎み泣いていた。
「俺はなんて事を・・・。」
そしてその時友人が来てジョンソンに話かけてきた。ジョンソンは友人がなんと言っているか理解できなかった。
「なに言ってるんだ?」
・・・・と次の瞬間ジョンソンの脳細胞はついに暴走しだした。
「よそ者が侵入してきやがった。一緒に戦ってくれ。」
ジョンソンには友人の言葉が理解できるようになっていた。
この時、悲しき暴走野郎は誕生した。
自分の手で妹達を傷つけてしまったというぶつけようのない怒りを侵入者にぶつけようとしたのだ。

ジョンソンはチェーンソーをとり走りだしていった。

□悲しき運命・チェーンソー男
┗[第四話]

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