タイトル未定#1
《20XX年1月29日 高度15000ﾌｨｰﾄ・太平洋上空》
ﾊﾟｲﾛｯﾄ：『目的地の島まで2分程で到着します。降下準備お願いします。』
ｷﾝｸﾞ：『いよいよか。全員準備はできてるな！』そう言うとｷﾝｸﾞはまだ火を着けて間もない煙草を踏み消した。
ｸｲｰﾝ：『！？どうしたの新人君。今更怖じ気づいたの？』
ｸｲｰﾝの視線の先で震える男が口を開く…
ﾛｽ：『覚悟は決めて来たんですけどね…いざとなると…』
ﾍﾘのﾛｰﾀｰ音がﾛｽのか細い声をかき消した。
ｴｰｽ：『まあ無理もない。初のﾐｯｼｮﾝがｿﾞﾝﾋﾞだなんてな。』
ｼﾞｬｯｸ：『心配するな！俺達がしっかりﾌｫﾛｰしてやるよ』
ｼﾞｬｯｸはﾛｽの前に拳を突き出す。ﾛｽは軽く拳を突き合わせた。
ﾊﾟｲﾛｯﾄ：『目的地上空へ到着！ﾊｯﾁ開きます！』
ﾋﾞｨｰ！警報音と共にﾊｯﾁが開くと共に機内の空気が外に吸い出されていく。
ｷﾝｸﾞ：『行くぞ！』
そう言い残すとｷﾝｸﾞは真っ先に飛び出し、ｸｲｰﾝ・ｴｰｽと続いた。しかしﾛｽは後一歩の所で後込みしている。高所恐怖症の彼にとっては無理もないかもしれない。
ｼﾞｬｯｸ：『兄貴のｶﾀｷをとるんだろ！』
見かねたｼﾞｬｯｸはﾛｽの肩を掴むと無理やり飛び出した。
ﾛｽ：『うぁ〜〜〜』ﾛｽの姿は叫び声と共に消えていった…
□タイトル未定
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