BIO HAZARD-CRIMSON BLOOD #1
プロローグ
200X年 春 満月が紅く血のように染まった。
不気味な夜・・・・

ガシャーーーーン

隔離された。実験室で、科学者が、赤い液体の入った試験菅を一つ 一つ、床に叩き落としていた。
「これで、全部だな?」
男は落とした試験菅の数を数えるすると、ドアから一人の若い男が入ってきた。
「博士、全て破壊しましたか・・?」
「あぁ・・これで全部だ。」
博士は、キッパリと答える。
「彼のことは俺に任せて下さい 必ず、守って見せます。」
男は決意に満ちた顔で答える。
「ああ・・頼む・・・・あの子には、辛い思い させてしまうな・・・・・・」
博士は悲しみに満ちた表情で答える。そして、おもむろに椅子に腰をかけた。場の空気を察知したのか、男は部屋から出ていった。博士は天井を見上げながら、
「すまない、イーズ・・・・・・・・」
と呟やき、目から大粒の涙を流した。

□BIO HAZARD-CRIMSON BLOOD
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