ひとつの旅を終えて
                    宮下 征夫

自分自身ずいぶん長くあこがれていた西域北路、西域南路の旅。

15日間のしかも決して楽な行程ではなかった今回のツアーでもっと

も心がけたのはみな様の健康管理でした。
比較的厳しい条件下で

はありましたが、一番心配したお腹をこわすことはほとんどの人が無く、

こわした人も1晩で回復出来るほど軽度のものでした。

そして皆様がそれぞれの想いを抱いて参加してこられたであろうこの旅を

安全にそしていつまでも心に残る旅に創り上げていくのが同行ガイドの私の仕事でしたが、ツアー参加者同士の繋がりも日を

追うごとに強まって行き、良い雰囲気の中でお楽しみいただけたのでないかと思っております。


皆様素晴らしい感性をお持ちでした。(生意気言ってスミマセンしかしそれが伝わって来るのです)

仕事柄贅沢は言えませんが、出来るならこれからもこうした方々をもっといろいろな所へご案内したいと思っております。

改めて、日本とヨーロッパを結ぶシルクロードを旅した数え切れない先人たちの夢、期待、野望、別れや出会い、そして絶望が

入り混じったであろう長い長い旅に想いを馳せることが、シルクロード!

その地で、出来たことに感謝しております。

中東の紛争国に平和が訪れ、安全に旅行が出来るようになったら、

海を渡って中国へ、そして陸路シルクロードをローマまで。

帰りは海のシルクロードで日本へと戻る大旅行をしたいと夢広がる

今回の旅でした。
ほんとうにありがとうございました。 

敦煌駅から列車の旅が始まった

オアシスの葡萄

陽関にて

ご覧いただきまして ありがとうございました