大学推薦入試も楽じゃない   03/3
 今年の塾生2人が12月初めに早々と推薦合格を決めました。 それで塾にこなくなったのですが、高校の意向でセンター試験は受験させられたようです。その後はのんびりとしていられるのかなと話を聞いてみると、2人とも課題が与えられており、かなり厳しそう。 関西学院大経済学部に入ったA君は、課題図書の読書と感想文の提出の宿題。 関西外国語大学スペイン語科に入ったB君は、3月末に留学生選考試験のToefl 受験が義務づけられているという。
 国立大学受験生は、12,,2月に最後の追い込みで必死に勉強して学力が伸びるが、その時期に遊ばれてはかなわないという大学側の意図が読み取れます。いや、いいこと、いいこと。
 ところで、この課題図書というのは、大学側が高校生に求めているものを窺い知るのに絶好の資料と思われます。高校生諸君だけでなくご父母の皆さんにも読書の参考資料となるかと思います。しかしあまりにも多いので分けて掲載したいと思います。
[分野1]
  *「日本経済図説」宮崎 勇著、岩波新書
  *「世界経済入門」西川 潤著、岩波新書 
  *「地球温暖化を防ぐ――20世紀経済システムの転換」佐和
    隆光著、岩波新書 
  *「戦後の日本経済」橋本寿郎著、岩波新書 
  *「シュンペーター」伊藤光晴・根井雅弘著、岩波新書
  *「戦略的思考の技術――ゲーム理論を実践する」梶井厚志
    著、中公
新書
  *「ケインズ――時代と経済学」吉川 洋著、 ちくま新書
[分野2]
  *「地球環境報告」石 弘之著、岩波新書
  *「政治はどこへ向かうのか」佐々木 毅著、中公新書
  *「ごみとリサイクル」寄本勝美著、岩波新書
  *「エビと日本人」村井吉敏著、岩波新書
*「豊かさの行くえ――21世紀の日本」佐和隆光著、
  岩波ジュニア新書
*民族で読むアメリカ」野村達朗著、講談社現代新  
  書
*TV 魔法のメディア」桜井哲夫著、筑摩書房
*「痴呆性高齢者ケア」小宮英美著、中公新書
*「現代たばこ戦争」伊佐山芳郎著、岩波新書
*「バリアフリーをつくる」光野有次著、岩波新書
*「ボランティアの考え方」秦 辰也著、岩波新書 
[分野3
  *「オッペンハイマー」中沢志保著、中公新書
  *「新しい科学論」村上陽一郎著、講談社ブルーバックス
  *「ゾウの時間、ネズミの時間」本川達雄著、中公新書
  *「シャーロック・ホームズの推理学」内井惣七著、講談社
    現代新書
  *「脳を育てる」高木貞敬著、岩波新書
  *「マルチメディア」西垣 通著、岩波新書
  *「インターネットが変える世界」古瀬幸広、広瀬克也著、
    岩波新書
  *「ハイテク社会と労働」森 清著、岩波新書
  *文章法――伝えたいことをどう書くか」野口悠紀夫
    著、中公新書
[分野4
  *「日本語と外国語」鈴木孝夫著、岩波新書
  *「日本人の英語」マーク・ピーターセン著、岩波新書
  *「プレイン・イングリッシュのすすめ」ケリー・伊藤著、
    講談社現代新書
  *「社会心理学入門」南 博著、岩波新書
  *「無意識の構造」河合隼雄著、中公新書
  *「タテ社会の人間関係」中根千枝著、講談社現代新書
  *「教育とは何か」大田 尭著、岩波新書
  *「再入門の英語」長谷川 潔著、講談社現代新書
  *「悲しき南回帰線」レヴィ・ストロース著、講談社
    学術文庫


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