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行政書士試験の合格者の方は「法律の読み方」など知っていると思うでしょう。ですが専門
学校や大学の学内講座を担当した経験から申し上げると、合格者といえど法律の読み方をマ
スターしているとは限りません。それでも一般的な法律ならば(例えば民法など)多くの概説書
があり、その内容を習得することはそれほど難しいことではなく法律の読み方は不要かもしれ
ません。しかし新たな法律の場合には概説書はなく自分でその法律を解きほぐしていくしかあ
りません。
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そもそも新たな法律を読む力が必要なのでしょうか?
そしてなぜ開業と関係するのでしょうか?
行政書士業務開拓で最も簡単な方法は、「新規の許認可」業務を行うことです。新規の許
認可については経験者もいません。また老舗事務所もありません。若手もベテランも新規登
録者もノウハウについては同一の条件で争うことができるのです。その際新しい法律を読み
込む技術は絶対不可欠です。つまり効率よく仕事を獲るためには法律の読み方をマスターし
ないといけません。開業において最大の不安は仕事を獲れるかどうかだと思います。ですか
ら法律を読む方をマスターすることは絶対に不可欠なのです。
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法律の読み方をマスターするには、まず法律をつくる人間がどのようなことを考えて、そし
てどのようなルールに基づいて法律を作成するかを知ることがとても重要です。そこで下記
の本を推奨させて頂きます。類似の本は他にもあります。
以下、ご参考ください。
なお、行政書士山本直哉については、自己紹介をご覧下さい。
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