指定障害福祉サービス事業所サムリブ高岡
 
トップページ日々の活動風景/Daily Life in Takaoka>2019年2月 
 2月27日(水)
 サムリブ前の除雪で積み上げた雪の壁は高いところで2.5mはあります。今年はその壁に、写真のようなモニュメントが登場。毎日名前が増えて行きます。雪の中で活動をしていると、いろんなアイディアが浮かんできて、冬を楽しく過ごす工夫がたくさん出てきますね。

  
 2月24日(日)
 台湾から北海道大学へ留学している学生たち6人がサムリブを訪ねてくれました。高岡の隣、五の沢地区にある古民家を再生して農泊事業を進めようという「いしかり古民家活用地域活性化推進協議会」と「石狩市」が共同で行うインバウンドを対象とした観光開発事業の一環のモニターツアーです。まずサムリブがどういうところかの説明があって、それから裏の畑に作ったソリのスロープへ出てソリ滑りを楽しみました。学生たちはサムリブのヴィレジャーたちがいつもやっているように、その日誰が一番遠くまでソリで進んだかを競っていました。雪の無い台湾から北海道へ留学して、ソリ滑りは初めてと言う人がほとんどのよう、、、声をかけられるまで時間を忘れて滑っていました。屋内へ入って、サムリブで生産されたジャガイモを使ったイモモチで軽い昼食。最後は自分たちでホットプレートを囲んで焼きながら食べていました。出されたコーヒーはヴィレジャースタッフKさん特製のもの。このコーヒーはその昔道東の街にあったモーラという喫茶店で出していたものを想定して再現した作品。普段は私たちもなかなか飲めません。一緒に来て下さった事務局の皆さんもイモモチと特製コーヒーの品の良い香りと味に驚かれ、私たちもホッと胸をなで下ろしました。
 学生たちが興味を持ったものがもう一つ、、、薪ストーブがとても珍しかったようです。みんなで写真を写すときも薪ストーブを囲んで写しました。
 
 2月16日(土)
 メディエーションが作る新たな社会関係づくりに”SDGs”的に活動するフレンズネット北海道・矢部千尋事務局長による4回目のワークショップ、今年度最後の講座をもちました。テーマは「修復的関係作り」。

 最初に話し合うときのルールを話し合います。ルールは三つ。①事実に基づいた話し合いをする(感情を混ぜ込まない)②人の人格と意見を結びつけて考えない(差別をしない)。③話し合いには参加者全員が参加する(参加者全員が貢献する)です。

 ファシリテーターを決め、ルールに沿った話し合いを進めます。すると話し合いがあまり脱線することなく、最初に決めた「話題」に集中します。ごく当たり前の事のようですが、私たちの日常はその関係性が強ければ強いほど、「業務連絡」に陥らないためにも、こうした訓練が必要です。このやりとりを客観的に見ている「フィッシュボール(金魚鉢)」の役割を果たす人も重要です。

 さてさて、そのワークショップの前に、前回のスタッフミーティング以降にあったヴィレジャー(利用者+スタッフ)たちの間で起きた問題を振り返える時間をとりました。利用者ヴィレジャー・Nさんがあのときあのような乱暴な行動になったのはなぜか?・・・時間の経過に沿って起きたことを書き出して行くと、自然にそのきっかけになったヴィレジャーたちの行動が見えてきます。スタッフヴィレジャーの対応の限界も見えてきます。これを克服することは重要で、同じ失敗を繰り返さないためにもこうしてスタッフが学びあいます。しかしスタッフも人間、いつも正しい行動が出来るとは限りません。そういうときには不思議に、利用者ヴィレジャーの中からそれをバックアップしたりフォローする人たちが出てきます。スタッフの至らざるを利用者が埋める・・・理想的なサムリブ像が見えてくる気がします。「ヴィレジャーとスタッフが対等である事」これはサムリブが大切にする4つの指針の一つです・・・学んできたことが少しずつ、生かされてきてるようです。
 2月12日(火)
 吹雪が続いています。降雪量はそれほどでも無いけど、高岡特有の強風が積もった雪を吹き上げます。強い風に乗った雪は、風の流れに沿って吹きだまりを形成します。この吹きだまりはその日によって違いますが、高いときは肩付近まで積み上がることがあります。これをトラクターの後ろにつけたスノーブロアーで飛ばして送迎車が動けるようにするのがスタッフヴィレジャーの朝の仕事。2月に入って今日まで、ほぼ毎日の日課です。細かいスペースの除雪は、ヴィレジャーたちが出勤してからみんなで行ないます。時には写真のように、吹き付ける雪の中で行うことも。寒くなったら中へ入って薪ストーブで体を温めて、また外へ出て作業する。暖まるのも作業をするのも、一人一人自分の判断で行います。

 
2月9日(土)
 暴風雪が続いています。久しぶりの猛吹雪の合間を見て、サムリブの畑に作ったソリのコースの除雪に向かいました。コースへ至るように作った通路がすっかり雪に埋まっています。スノーブロアーで道をつけ、ソリのコースが使えるようにします。
 2月1日(金)
 3日が日曜のため、この日がサムリブ恒例の「節分豆まき」です。今年は年女である二人のヴィレジャーと鬼に扮した二人のヴィレジャーとが主役でした。

 豆まきは元々季節の変わり目に現れると言われる「邪気」を払うもの。払うのは一番その年に力のある年女・年男が任に当たるそう。鬼は「邪気」そのものだったり、信仰の対象だったりの場合もあって、「鬼は外、福は内」が一般的なかけ声です。が「福は内、鬼も内」というかけ声をする地方もあるとか。サムリブは後者の方です。

サムリブ・風の丘に立つ

特定非営利活動(NPO)法人サムリブ
〒061-3481 石狩市八幡町高岡31番6
tlf & faks : 0133 66 3388
e-mail : samliv@lime.plala.or.jp
homepage : http://www12.plala.or.jp/nposamliv

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