これらを書き連ねているとある傾向が見えてくる。テレビデオを除き、全てが小物であるということだ。(当たり前か?)
本・ビデオ(もう読んだり、観たりしたんだから返さなくてもいいか)、CD(どっか紛れてしまったなぁ、まぁそのうち返すよ。)・・・という言い分であろう。喝ーっ。そういうものは大概が使われないで、どこか隅に追いやられているのだ。P2Pよりタチが悪い!
今回紹介するMarvin Gayeの『What's Going On』は彼が復活を果たした記念碑的アルバムである。
60年代、彼はソウルシンガーとして歌姫タミー・テレルとともに「Ain't No Mountain High Enough」など数々のデュエット曲をリリースしていた。彼女がコンサート中に彼の腕の中で倒れるまでは・・・。彼女亡き後、マービンはすっかり引きこもってしまったのである。それでも「自分に何ができるのか?」と自ら問い続けたのだそうだ。その苦悩を経てリリースされたのが本作なのである。
ベトナム戦争を目の当たりにして、死んでいく兄弟や悲しみに暮れる家族に向け「愛」の大切さを歌ったのである。
ところで前フリと何が関係あるのか?と不審を抱く読者もおられよう。何とこのアルバム20年近くも俺が『借りパク』しているレコードなのである。最初は聴きたかったのである。次にジャケットがよかったので部屋に飾りだした。何度も返してくれと言われました。それどころか、『置いててええから、せめてテープに録音してくれ!』ともおっしゃってましたねフォトデリック2号さん!そろそろ返しましょうか?