Eat to the Beat Blondie
Eat to the Beat
■顔がいい…
8年前のワールドカップでコカコーラのCMにブロンディの "Atomic" が起用されたが、その選曲センスに感心すると同時にノスタルジーにならないブロンディのカッコよさを再認識した。良質なポップチューンはいつの時代にも通用するのだ。すぐ後に発表された再結成アルバム「NO EXIT」もラップからジャズ、どポップまで相変らずの振り幅の広さで遜色のない内容だった。
ブロンディが大ブレイクしたのはデビー・ハリーのルックスだけではない。テレビジョンやリチャード・ヘル等ニューヨークパンクスと同期の連中だけあって、ギターでコンポーザーで彼氏のクリス・ステインを始め全員がセンスとテクを兼ね備えている。特にバンドの求心力ともいえるドラムのクレム・バークはキース・ムーン直系のダイナミックなプレイで個人的にベスト3に入る好きなドラマー。

で、この4thアルバムはTHE KNACKのプロデューサーとしても有名な仕掛人マイク・チャップマンを起用しディスコで大ヒットした "Heart of glass" を含む前作「Parallel Line」の延長線にあるのだが、時代のアイコンとなったデビーにバンドものりのりで恐いものなしの充実ぶり。
1曲目の"Dreaming"からバンドのテンションの高さがガンガン伝わってくる。クレム以外全メンバーが作曲、バラエティにとみながらロックアルバムとして成立してるのは、"Accidents never happen"や“Living in the real world"などの強力ナンバーが要所でフックをきかせているからだ。
前述の "Atomic" や "Union city blue" など愁いのあるナンバーも素晴らしい。しかもこのアルバムMTV全盛期ということもあってか全曲プロモビデオを制作している。"Dreaming"のデビーのはじけっぷりは今でもセクシーでキュートや。

その後もブロンディは "Call me" の特大ヒットに続きラップからカリプソ(最近目にするビールCMでの "Tide is high" のセンスの無い使い方には目眩がする)まであらゆるジャンルにチャレンジするがあっさり解散。ロックバンドとしてのピークはやはりこのアルバムが最強。当時NYはキース・ヘリングやバスキアなどウォーホル直系のポップカルチャーがピークをむかえていたが、ブロンディがポップミュージックの旗手としてそれらのムーブメントと同期したと見るのは深読みのしすぎだろうか。

で、結局何がいいたいのか私は。
デビーの顔はそそる。マドンナほどアクもなく、ブリトニーみたいな卑猥さもない。デビー・ハリーこそ80年代が産んだ究極のセクシー・アイコンや!

DIE YOUNG ! STAY PRETTY !!

(フジモト)
リリース 1979 Greatest Hits: Sound & Vision
おすすめ曲 (I'm not) Living in the real
world
これも聴くべき!!
★★★★
Super Bad
読者投稿
レコードレビュー04
目次
51
photodelic
エブリデイ・ピープル トップ