僕の信じるロック教の教典(レコード)が日曜日の朝の青空に響き渡っていったのです。その時かけたレコードがこの「スティッキー・フィンガーズ」です。
ローリング・ストーンズ・レコードの第1弾として発表されただけあって、さすがに彼等の意気込みが感じられます。アンディー・ウォ−ホール、デザインのジッパー付きジャケットも印象的だし、例のベロ・マークもこのとき初登場だったと思います。
捨て曲なし。全曲すばらしい。本作からフル参加となったミック・テイラーのギターもほんとにカッコいいです。70年代のストーンズの曲がカッコいいのは、彼のギターの貢献度が大きいですね。もちろんキースのギター・ワークも確立されてきたし、ミックのボーカルもノリに乗ってます。間違いなくロック名盤中の名盤です。
あっ、といってもこれは僕の意見なのでみなさんも自分で聴いてみて判断してください。妄信はいけません。確かな自分を意見を持ち、他の意見も尊重するということが大事です。僕も昔はロックンロール以外はとるに足りない音楽だという偏見を持っていましたが、今は違います。ジャンルに関係なくすばらしい音楽はたくさんあります。一歩引くことによって広い視野を持つことができるときもあると思いませんか?
人生日々修行です。釈迦だって誰かの教えを妄信したのではなく、自分で修行して悟りを開いたんですよね。
まぁそれはいいとして、これはたかがロックンロールのレコードです。気軽に1回聴いてみてください。 (
2号)