最近急速に普及してきた外掛けフィルター。その中でも、最も高い人気を誇るテトラ社のフィルターを使ってみました。 使用したのは、同社の17センチキューブ水槽(プラスチック製)とセットで売られていたもの。箱から出してみると、作りは意外にもしっかりしている感がある。シリーズ中で最小のタイプだが、小型水槽でちょっとした魚を飼うには十分と思われる濾過槽。濾材の交換による濾過能力アップの可能性も期待させます。 実際にセットして稼働させるまでには、さほど時間はかかりません。よほど機械音痴の人でもまず大丈夫と思わせるほど簡単です。 作動音はきわめて小さい。ただし、あくまでNISSOの上部フィルター、水作のエアポンプを使っている者の感想として判断ください。 水流を調節するダイヤルが付いています。これは便利。 濾材はカセット方式になっていて、外枠のプラスチック部分をパチパチと外すと、中の活性炭を取り除くことができます。ということは、ここに代わりに珊瑚砂や多孔質濾材等を入れることもできるわけです。実際に僕は汽水環境では珊瑚石を使用しました。 吸水口はスリットがあいていますが、ここに別売りのスポンジを取り付ければ、ゴミを吸い込まないので、濾過槽、濾材のメンテがぐっと楽になります。実際に僕は1年間の間、濾材カセットを月に1回飼育水で濯ぎ、濾過槽を2ヶ月に1回スポンジでこすって水垢を落とすくらいのメンテで済みました。この間、清掃の際に、ゴミらしいゴミは確認できませんでした。スポンジは是非使用されることをオススメします。 あと、吸水パイプは別売りで延長パイプが売られており(実売価格500円程度)、これを取り付けることにより、水深のある水槽でも使用が可能になります。 小型水槽で使用する場合に、水流が気になることがあるかもしれませんが、こちらについては、工夫&節約術のコンテンツを御覧ください。上の写真では、実際にこの処理を施しており、また先述の延長パイプも取り付けた状態のものです。 以上、このようなしっかりした作りで使い勝手も良いフィルターが実売1,000円ちょっとで購入できるなんて、とてもありがたいことです。 小型水槽の場合、エアリフト式の水中フィルターだと貴重な水槽内スペースを占有してしまうことになるので、このような外掛けフィルターがとても有用だと思います。 なお、僕は標準の濾材カセットをばらして中に濾材を入れましたが、ちょっとした工作ができる方であれば、濾過槽そのものを濾材入れにして、よりたくさんの濾材が入るように改造できますので、挑戦してみてはいかがでしょう? 「外掛け」「改造」「濾過」等のキーワードで検索すれば、いくつもヒットしますよ。 |