小学生の歴史・日本のあけぼの
|
@縄文・弥生時代
学校では、縄文時代(じょうもんじだい)・弥生時代(やよいじだい)というのを先生から教わったと思います。まずは、この縄文時代と弥生時代の違いをくらべてみましょう。
縄文時代 |
弥生時代 |
1万年前〜紀元前3世紀頃まで |
紀元前4世紀〜紀元3世紀ごろまで |
縄文土器・磨製石器(ませいせっき)・骨角器(こっかくき) |
弥生土器・青銅器(せいどうき)・鉄器 |
たて穴住居 |
高床の倉庫 |
平等な社会 |
貧富や身分の差 |
貝塚 |
登呂遺跡 |
縄文時代というのは、今から1万年前〜紀元前(きげんぜん)3世紀ごろまでのことをいうよ。これはすっごく昔のことだから、写真や映像など残っているはずがない。じゃ、どうやって当時の生活が分かったかっていうと、貝塚(かいづか)っていう縄文時代の人たちが貝のからなどをすてたところが見つかったんだ。
そこから、土器や石器などもみつかって当時の人たちがどんな生活をしていたのかがわかったんだね。
縄文時代の人は、骨角器(こっかくき)といって動物の骨や角で道具をつくったりしていた。釣り針なんかも骨でつくっていたよ。また、縄文土器といって縄で模様をつけた土器も使っていた。この頃は、みんな、仲良く平等にくらしていたといわれているね。
じゃ、弥生時代は?というと、ちょっとだけ、進化してくる。土器もぶあつい縄文土器からうすい弥生土器となって鉄器といわれる武器や工具、青銅器といわれるお祭りなどでつかわれたと思われる銅剣や銅鏡なども作られ始める。使うものがグレードアップしてきたね。
そして、支配者といわれるリーダーなども登場し、小さいけど国が出来てきたといわれているよ。弥生時代の生活は、静岡県の登呂遺跡(とろいせき)や奈良の唐子・鍵(からこ・かぎ)遺跡などで知ることができたんだ。
A卑弥呼の国
2世紀〜3世紀の頃は、邪馬台国(やまたいこく)という国があったらしい。これは、中国の「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」っていうものに書かれていたのでわかったんだね。この邪馬台国の親分がなんと女の人だっていうからビックリ!
卑弥呼(ひみこ)っていう人で小さな国を30も束ねていたっていうからスゴイね。卑弥呼さまは、別にケンカが強かったからリーダーになったわけじゃない。おまじないのようなもので神様からのお告げをみんなにつたえていたっていうよ。それで、みんなが「この人スゴイから言うこと聞こう」ってなったんだね。
しかし、この邪馬台国。実は、どこにあったのか、はっきりとは分かっていないよ。北九州のほうだったとか?いや、近畿地方にあったとか?未だに謎なんだ・・・。
>大和朝廷と飛鳥時代
|
|
|