享保の改革・公事方御定書
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8代将軍吉宗は、公事方御定書(くじがたおさだめがき)の編纂に着手させ1742年に完成しました。
その内容は、
1.人を殺し、盗みをはたらいた者 引き回しの上、獄門
1.盗人の手引きをした者 死罪
1.通りすがりの人から金品を奪った者 獄門
1.手元にある品を盗んだもの 金で10両以上、品で代金に換算し10両以上 死罪 10両以下は入墨叩敲(いれずみ・たたき)
など、今よりはちょっと厳しい法律ですね。
この公事方御定書には、大岡越前守忠相(おおかえちぜんのかみただすけ)という人物が編纂に加わっていました。この大岡越前といえば、30代以上の方にはお馴染み。ドラマなどにもなっていましたからね。この人は、町奉行として判決を言い渡しているイメージが強いでしょうが、実は今で言う都知事のような仕事もこなしていました。裁判以外にも仕事があり、大変だったでしょうね。また、この人物は、享保の改革の実務担当者でもあったというから、そうとうな切れ者だったんですね。
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