明治維新
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明治維新という言葉は誰もが知っていますね。学校でも習いますし、時代劇ドラマや時代物の小説、漫画なんかにもこの言葉は何度も登場します。
でも、よくよく考えると明治維新って何だ?って思っている方も多いのではないでしょうか。
まぁ、簡単に言ってしまえば、江戸幕府が倒れてからの明治政府による改革のことなんですけど、ざっくりしていてわかりにくいですよね。
いろいろな改革をやっていますので簡単に書いていきますね。
基本方針を決める
五箇条の御誓文(海外に向けて基本方針を発表する)
五榜の掲示(国内に向けて基本方針を発表する)
政体書(政治組織を定めた法・国情に合わず後に廃止)
四民平等(士農工の身分制度の廃止)
解放令(えたひにんといわれた人々も平民になる)
中央集権体制の確立
戊辰戦争(鳥羽伏見の戦い→江戸無血開城→会津戦争→函館戦争)
版籍奉還(土地と人がすべて天皇にあずけられる。藩主も知藩事)
東京へ遷都(京都から東京へ首都を変更)
廃藩置県(藩をなくして府知事や県知事を中央から派遣する)
教育
学制(国民平等の公教育)
軍の整備
徴兵令(満20歳以上の男子は強制的に3年間徴兵)
陸軍、海軍の設置
近代産業の育成
官営郵便制度の発足
鉄道開通
官営模範工業の設立
貨幣・金融制度の整備
新貨幣条例・国立銀行条例
税の整備
地租改正(農民以外からも税をとるようになる)
士族の解体
廃刀令・秩禄処分(武士の特権、軍事経済的な特権をなくす)
外交
日清修好条規(清との対等な条約)
征韓論(朝鮮への開国をめざす、これは結局挫折することになる)
台湾出兵(台湾へ出兵。これが後に琉球処分につながる)
日清修好条規(朝鮮に対する不平等条約)
琉球処分(琉球を沖縄県とする)
国境の画定
樺太千島交換条約(ロシアとの間で樺太をロシアへ日本は千島列島を領土と決める)
小笠原諸島の領有
蝦夷地を北海道と改称
まぁ、長々しく書いちゃいましたけど、大切なのは中央集権体制の確立と富国強兵、殖産興業ですね。国の財政を豊かにして軍備を上達(富国強兵)させて、生産を増やして産業をおこす(殖産興業)、そして明治天皇を中心とした国家をつくり上げるってことです。
特に重要だったのは、版籍奉還、廃藩置県、東京遷都などの中央集権体制でしょうね。実際、廃藩置
県が1871年8月に行われるとその年の12月には岩倉使節団として岩倉具視、木戸孝允、大久保利通らの重要人物が、視察と条約改正の予備交渉のため日本を飛び立ち欧米に行ってしまっています。
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