パンター戦車
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パンター(1943年時) スペック |
生産年 |
1943年 |
全長 |
8.86メートル |
全幅 |
3.4メートル |
重量 |
43トン |
乗員 |
5名 |
速度 |
46km/h |
行動距離 |
200km |
主砲 |
7.5cm |
最大装甲厚 |
100ミリ |
ドイツ戦車「パンター」はソ連の戦車「T34」を徹底的に研究し作り上げられました。
1941年6月22日からのソ連侵攻の際、ドイツはソ連戦車「T34」に苦しめられることになります。そこで、「T34」を凌駕する戦車を作るべく開発されたのが「パンター戦車」です。
まず、T34にて採用されていた傾斜装甲をドイツ戦車では初めて採用。それまでのドイツ戦車は、箱のような形をしていましたが、前面装甲を斜めに傾けたんです。これによって相手からの砲撃による衝撃を緩和することができます。
キャタピラもT34のように幅広いものにします。これで悪路も進むことができる機動力を手に入れました。
主砲には75ミリ砲を採用。う〜ん。かなり強そうですね。
しか〜し!最初の量産型となるパンター(D型)は1943年の「ツィタデレ作戦」に間に合わせる為に未完成のまま送り込まれることになります。この作戦はドイツが東部戦線の主導権を握るために重要な作戦。東部戦線のソ連軍の勢力圏のクルスク突出部を南と北から挟み撃ちにして孤立、切断してしまおうというものでした。
ヒトラーの命令により当初60ミリであった前面装甲は80ミリに変更。しかし、重量オーバーとなってしまい脚回りや変速機など駆動系で故障が頻発。結果、「ツィタデレ作戦」は失敗に終わります。
その後のパンターは改良を加えられ活躍するも戦局をドイツ有利に傾けるほどの力はなく、最終的に改良されたパンターF型の完成時には終戦。F型は実戦に投入されることはありませんでした。
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