歴史年代ゴロ合わせ暗記  

歴史年代ゴロ合わせ暗記第二次世界大戦の戦車・戦闘機・戦艦蒼龍

   

空母 蒼龍 


 ワシントン海軍軍縮会議、ロンドン海軍軍縮会議によって日本の航空母艦の保有量は、81000トンと制限されていました。当時の日本の保有する空母は「鳳翔」「赤城」「加賀」「龍驤」の4隻。差し引くと残りの保有量は12630トンとほぼ1隻分となります。

 しかし、鳳翔は、すでに16年目を迎えており、条約で廃艦にできると定められていた為、日本は鳳翔を廃艦として
「蒼龍」と「飛龍」の2隻を建造することとしました。

 蒼龍の全長は227.5メートル、全幅21.3メートル、排水量約18500トン、最大速度は34.5ノット(およそ時速64キロ)、搭載機は57機。

 「赤城」や「加賀」の運用経験に基づいて造られた「蒼龍」は世界トップクラスの最新技術をつぎ込まれ、日本初の本格的空母として活躍します。

 1941年の真珠湾攻撃では第二航空戦隊旗艦として参加。また、その帰り道、ウェーク島攻略戦でアメリカの反撃により苦戦しているとの情報により蒼龍と飛龍は、その支援の為ウェーク島へ向かい、蒼龍から出撃した艦上攻撃機は上陸部隊をサポートしウェーク島占領に貢献します。

 その後もインドネシアのアンボン島攻略戦やオーストラリアのポートダーウィン空襲にも参加。セイロン沖海戦にも参加し連戦連勝を重ねます。

 しかし、ミッドウェー海戦では、アメリカ軍のFFワイルドキャットやF2Aバッファロー戦闘機により攻撃に合い、更にはアメリカ軍空母「ヨークタウン」から発進されたSBDドーントレス急降下爆撃機十数機の攻撃を受けると積んであった爆弾、魚雷などが次々に誘爆。消火活動も間に合わず蒼龍はついに炎上。搭乗員は何とか駆逐艦に移動しましたが、柳本艦長は脱出することなく艦内に残り続け、蒼龍と共に海の底へと沈んでいくのでした。