[謎の空間で周囲を警戒するキャッシュ]
キャッシュ「ここはどこだ?なぜこんな所に
いるのだ?」
戦闘
キャッシュ「こいつと戦えというのか?これがガントレットの呪いなのか?」
~ガデイラ・港町~▼
~守護騎士団長バーガンディ公の屋敷~▼
[ヨアキム、画面右] | |
[キャッシュ、画面左に出現] | |
キャッシュ |
やあヨアキム。 元気そうだな。▼ |
ヨアキム |
わ、若様! 何年ぶりで しょうか。すっかりたく ましくなられて…▼ |
ヨアキム |
生きて再びお目にかかれ るとは、ヨアキム望外の 幸せでございます。▼ |
キャッシュ |
相変わらず大げさだ な、ヨアキム。父上は、 いらっしゃるか?▼ |
ヨアキム |
おお、あまりの嬉しさに、 旦那様にお知らせする のをすっかり忘れており ました。今すぐに!▼ |
[ヨアキム、画面外へ] | |
キャッシュ |
変わらないな、 この家は。▼ |
[バーガンディ、画面右に出現] | |
バーガンディ |
何をしに戻ってきた? 辺境騎士を辞めて、 我がガデイラ守護騎士団 を継ぐ気にでもなったか?▼ |
キャッシュ「本当に変わってないな、父上は。」
キャッシュ | 騎士を辞めます。▼ |
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バーガンディ |
お前という奴は、 何も変わっていないな。▼ |
いきなりそういうこ とを言って驚かせよ うとする。子供だ。▼ |
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キャッシュ、 いくつになった?▼ |
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キャッシュ |
三十‥二に なりました。▼ |
バーガンディ |
若い頃は、少々子供っぽい 無茶も必要だ。それが無 いようではダメだ。▼ |
だが、いい年をしていつまで も子供っぽいのは、これはバ カだ。人間は年相応の責任を 背負わねばならない。▼ |
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それを放棄するよ うなクズに存在価 値など無いぞ。▼ |
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キャッシュ |
父上、騎士だけが責任ある生き 方ではありません。私は辺境で 多くの物を見てきました。▼ |
恐るべきモンスター達。その向 こうにある素晴らしい文明の 名残。モンスターに怯えつつ必 死に生きる辺境の人々。▼ |
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彼らはすぐそばに”驚異”が あることも知らず、その恩恵 に与ることも無く生きてい ます。私は彼らにその知識 を伝えたいのです。▼ |
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バーガンディ |
度しがたい馬鹿者だな。そうい う連中がお前の言う”知識”を 理解できると思うのか?▼ |
あいつらは毎日の生活のことしか 考えていないのだ。だから、我々が 大所高所に立って”知識”の利用法 を考えてやらねばならんのだ。▼ |
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大体、そのような知識、連中 の方が迷惑がるだろう。▼ |
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キャッシュ |
確かに最初はそうです。しかし、 私の出会った辺境の人々は最後 には分かってくれました。▼ |
過去の知識を利用することで、強力 なモンスターにも対抗でき、より良 い生活が実現できるのです。▼ |
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バーガンディ |
七大驚異に残された過去の栄 光の遺産は、そう簡単に利用で きる物ではないぞ。一歩一歩進 んで行くしかないのだ。▼ |
その担い手が我々、騎士団なのだ。 これこそ、イスカンダールの目指し た道に叶う騎士団のあり方だ。▼ |
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キャッシュ |
一歩一歩進むと言う考え方は正し いでしょう。ただ、それは騎士団だけ の物ではないと信じています。▼ |
これ以上、父上と議論しても 仕方有りません。今まで通り、 私は私の道を歩きます。▼ |
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バーガンディ |
好きにしろ。お前など、当てにして おらん。ソードとレオンがこの家 を盛り立ててくれるだろう。▼ |
キャッシュよ。バーガンディ家の 男子はすべて騎士だ。騎士を辞 めるのなら、バーガンディ家の人 間であることも辞めねばならん ぞ。それでも良いのか?▼ |
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キャッシュ |
自分の信じた道 を行きます。▼ |
バーガンディ |
それでは、たった今から親 子ではない。この家から 出ていってもらおう。▼ |
キャッシュ |
わかりました。父… バーガンディ公、 ご自愛下さい。▼ |
[キャッシュ、画面外へ] | |
[ヨアキム、画面左に出現] | |
ヨアキム |
旦那様、親子の縁を切るな どと、あれでは若様がおか わいそうでございます。▼ |
バーガンディ |
これで良いのだ。あれは 育て方を間違えた。 ネイダに任せすぎた。▼ |
(ガデイラ・港町)
[キャッシュ、画面左] | |
[レオン、画面右に出現] | |
レオン | キャッシュ兄さん!▼ |
キャッシュ |
おお、久し振りだな レオン。3年ぶりか。 もう立派な騎士だな。▼ |
レオン |
まだまだだよ。神殿で修行 の毎日さ。兄さんのように 辺境で力をつける道を選 ぶべきだったかな。▼ |
キャッシュ |
最初から神殿騎士に選ばれるとい うのは名誉なことだ。お前は知恵も 力も勇気も兼ね備えている。 兄弟では一番優秀だ。自身を持て。▼ |
私は勘当された。 もう、お前の兄と名乗る こともできないが。▼ |
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レオン |
何を言うんだ兄さん。父上 は間違っている。僕はキャッ シュ兄さんの味方だよ。▼ |
キャッシュ |
ああ、分かっている。 父上を頼むぞ。▼ |
レオン | はい、全力を尽くします。▼ |
ところで兄さん、さっきから気 になっているんだけど、そのガ ントレット、普通の物ではない よね。それは”遺物”?▼ |
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キャッシュ |
ああ、機能は良く分か らないのだが、調べて いる最中だよ。▼ |
レオン |
キャッシュ兄さんみたいな人達が 世界を前進させていくんだね。本 当に兄さんがうらやましい。▼ |
僕はヴァフトームのカビ臭い 神殿に戻るよ。またしばらく会 えないね。兄さん、元気で。▼ |
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[レオン、画面外へ] | |
キャッシュ |
お前もな。ああ、 ソードによろしく 言っておいてくれ。▼ |
キャッシュ「このガントレットの謎を解かなけ
ればならない。それが騎士団を辞めた理由の
一つだ。」
▼
キャッシュ「突然バトルに誘い込むガントレッ
トなど、誰が信じてくれるだろう。自分一人で
謎を解くしかない。」
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