Mar.13, 2001
ミズバショウ Lysichiton camtschatcense あいの里公園・防風林縁・マクンベツ園地 サトイモ科
湿地

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花:4月下旬〜5月
 近場では、石狩市のマクンベツ園地が 群生地として有名です。
野幌森林公園の大沢園地付近では、群落を見下ろせる場所がいくつかあります。  マクンベツ園地でも触れましたが、かつてどこにでもあった植物のようです。 開墾や利用が困難な湿地と結びつき、年寄りは悪い印象を持つように感じます。
 川向こうの当別町の田園地帯を走ると、 防風林の縁やわずかに残った原野にポツリポツリとミズバショウが見られるのです。 春先の雪どけ水に浸かるような低地が好みで、花後は大きな芭蕉扇となり、 目立つ植物と言う点では、谷地のシンボル的存在です。 

 話は変わりますが、この防風林は付近の植生を残す貴重な領域となっています。 でも、針葉樹への樹種交替・道路工事などでその植生が失われる事も多いのです。 一昨年オオバナノエンレイソウの群生を見つけ喜んだのですが、 翌年の花期に行ってみると、道路工事で見るも無残な姿になっていました。

左:マクンベツ園地 2000/05/05  / 右:あいの里公園 2000/05/01

あいの里公園のミズバショウ(2000/05/01)
−季節の一枚2000年5月上旬より−