エルフェンリートロケ地探訪3
鎌倉よっ!私は帰ってきた!!
ということで前回不本意な形で撤退を余儀なくされたロケ地探訪のリベンジを果たす為
再度鎌倉の地へ赴きました。
今回、紅葉を見るという目的も半分あったんですが、まだ見ごろにはちょっと早かった。
それでも色づいた木々もちらほら、秋を満喫してまいりました。
さてさて今回の主目的はこちら
#8,9の過去編ででコウタとルーシーが邂逅するシーン。
岩壁にならぶ石仏はなにかというのを調査してまいりました。
ガイドブックやネット上の画像を参考に
天園ハイキングコースにある「十王岩」ではないかという予測の元、
実際に行って見た結果がこちらです。
左が近景、右が遠景
見てわかるとおり壁を彫って作ったというより岩を彫ったという感じで
ちょっとイメージから外れてしまいます。
しかし、天園ハイキングコースを歩いてみると
道沿いにあるその岩壁は、コウタとルーシーが出会った山の雰囲気に非常に近い。
そして次なる目的地、「百八やぐら」へ
当初この「百八やぐら」は、コウタとルーシーが雨宿りするシーンとして
使われていると予測していたのですが、全くの見当違いでした。
とりあえず以下 「百八やぐら」
とにかく数が多い、ずらっと並ぶ岩穴にたくさんの石仏が納められています。
(この景観はかなり圧巻、夢中で写真を撮りまくってしまいました。)
そして不思議なことに、ほぼ全ての石仏の首が落ちてなくなってしまっている。
ちなみに「やぐら」とは鎌倉時代後期に作られた鎌倉独特の墳墓なのだそうです。(参考URL)
また十王岩の十王とは閻魔大王をはじめとする冥府の十人の王を意味します(参考URL)
以上のことから、推測をめぐらした結果
#8,9二登場する岩壁の石仏は、この百八やぐらと十王岩のイメージを合成して
描かれたのではないかという結論に達しました。
この二つの遺物は、どちらも「死」や「地獄」を象徴するもので、
ルーシーの過去を仮託しているのではないでしょうか。
さて百八やぐらかと思っていた、もう一方のやぐら
#9でルーシーとコウタが雨宿りするシーン。
これは、中の石塔の形から推測して
「十六夜日記」の作者阿仏尼の墓でほぼ確定。
JR鎌倉駅から歩いて15分ほど、JR横須賀線の線路沿いの道にあります。(地図)
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