ねずみと言えば、
「ねずみ小僧次郎吉」、「ミッキーマウス」
「トムとジェリー」では、ネコのトムがネズミのジェリーを追いかけて
います。
大昔から不仲と言われるのは、古来中国で『干支』を決めるとき、
ネズミがネコにうそを教えられ、集合日を1日間違え13番目に来た
ため、『干支』に入れてもらえず、それを恨みに思い、今でも追い
かけ回しているとか!
ねずみ型ロボットに自分の耳朶(みみたぶ)をかじられ失ったため
ネズミが大嫌いなのは?
そうです、ドラえもん です。
「ねずみが家にいれば、繁盛する」「ねずみのいる家には、火難がない」など
火難よけ、子宝、知恵授け、商売繁盛、福招きの縁起もの
中国の偉人「孔子」「孟子」「老子」「孫子」・・・・、日本の「小野妹子」等のように
みんな「子」がついています。
中国の思想家たちを表す「諸子百家」の言葉から、「子」には優れた人という意味が
あるとのことです。
女性の名前には、「子」がつくので、男性より優れた人?という意味かな?
逆に、ネズミに与えられた印象は、
「こそこそしている」「無礼な者」「小者」「ずるがしこい」マイナスイメージがあります。
折角、丹精込めて育てた農作物を荒らしたり、夜行性ゆえに人間が寝ている間に、
貴重な食べ物を盗む。
「寝盗(ねす)み」「盗(ぬす)み」の転で、「ねずみ」になったそうです。
生活に密着した動物でもあるので、いろいろと引き合いに出されて、
憎まれたり・可愛がられたりしたのではないでしょうか!
子に関することわざ 皆さんいくつ知ってますか? |
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袋の鼠(ふくろのねずみ) 袋の中に追い込まれた鼠。 どうすることもできない苦境に追い詰められた状況を言う。 |
窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ) 鼠も追い詰められて逃げ場を失うと、逆に猫に向かって噛み付いてくる。 弱い者でも切羽詰まると、死に物狂いで強い者に逆襲し、 苦杯を舐めさせることができるというたとえ。 |
ニ鼠、藤を噛む(にそ、ふじをかむ) 「ニ鼠」は昼夜、「藤」は命にたとえた語 この世は無常で、人は刻々と死に近づいている。 |
鼠算(ねずみざん) 急に激しく増えることのたとえ。 |
鼠の嫁入り(ねずみのよめいり) ネズミの夫婦が天下一の婿を求め歩き、 最後に同じ仲間のネズミを選ぶ話し。 |
大山鳴動して鼠一匹 (たいざんめいどうしてねずみいっぴき) 不気味な地鳴りがして、大きな山が激しく揺れ動いたので、 どんな恐ろしい生き物が現れるかと思っていたら、出てきたのはねずみ一匹でした。 大騒ぎしたわりに、結果が小さいことのたとえ。 |
千鈞の弩はけい鼠の為に機を発たず (せんきんのどはけいそのためにきをはなたず) 千鈞:価値の高い事、弩:石弓、けい鼠:はつかねずみ 大志あるものは、みだりに軽はずみな事はしないというたとえ。 はつかねずみを捕るのに、強い石弓を使って射るようなことはしない。 |
鼠が塩を引く(ねずみがしおをひく) ほんの少しずつでも積み重なって大量になる。 ねずみが塩を嘗める。 |
鼠、壁を忘る、壁、鼠を忘れず (ねずみかべをわする、かべ、ねずみをわすれず) ねずみは、壁をかじって穴をあけたことを忘れているが、 壁についた跡は消えずに残っている。 害を加えたものは、とっくに忘れてしまっても、 加えられたほうはいつもでも覚えている。 |
猛虎鼠となる(もうこねずみとなる) 猛獣として恐れられる虎も、その威を失ってしまえば、鼠と同じで怖くない。 権力者も、その権威を失えば無力になるというたとえ。 |
驥をして鼠を捕らしむ(きをしてねずみをとらしむ) 驥:一日に千里を走る名馬 一日千里を走る名馬に鼠を捕らせるということで、 有能な人につまらない仕事をさせる、人の使い道を誤る事のたとえ。 |
鼠の尾まで錐の鞘(ねずみのおまできりのさや) 家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすっと) など |