賢信が亡くなって 私はどん底の恐怖という物を味わいました。
一気に落ちていく恐怖です。
どん底に落ちた後は薄っぺらい紙の上を歩いて生きているような物でした。
ギリギリのところで生きて ギリギリのところで生活していました。
幸せになるということは 本当にはい上がる事で はい上がると言うことはまた落ちる可能性があるということでした。
また落ちたら・・・もう立ち直れないだろう。 それが怖くて幸せになる勇気がもてなかった。これ以上の恐怖や苦しみに耐える力はなかった。
幸せにならないことは 自分にとっての最大の防御策でした。
どん底に落ちるときの 恐怖が大きければ大きい人ほど 登るのが怖いと思います。
私は病院のおかげで 恐怖が緩和されました。病院の出来事は本当に大きな物だったのです。
グリーフケア・・・残された家族にとって とても大きな物だと思います。
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