干せ(ラッキ)の罰金日記
ソウルアンドゴスペルナイト(クリスマスコンサート) 2006年12月16日 会場 宇都宮文化会館 小ホール いつものクリコン同様男子は朝9時集合だ。 (今回のクリコンは、ソウルアンドゴスペルナイトと銘打っている) なにせ今回の演出をおおせつかっているので クリコン演出チーム3人でいつもクリスマスコンサートじゃ代わり映えしないから 今回はライブっぽくしようということで名前を変更してみた。 因みに演出チームは、Y嬢、G嬢、干せの三人だ。 8時半ころ宇都宮市文化会館に着くともう音響のTさん (コンサートの前からいろいろと打ち合わせありがとうございます。) そしてメンバーが数人来ていた。 Tさんの指示の元、機材搬入を手伝う。 ここでリーダーK氏よりドクターストップがかかる。 前々日におかまを掘られ(車のだよ〜ん♪) 首にむち打ち症を抱えてしまっていて尚且つ風邪であまり調子が良くないためだ。 「あまり無理をしないように」とのことだ。 たいへんありがたかったが、休んでばかりもいられないので舞台セッティングまでなんとか手伝う。 舞台の踏み台やらなにやらセットするにもいろいろ考えなくてはならないし、 そこらへんの指示も演出として、しないわけにはいかない(よね)。 あらかたの形をリーダーC氏にお願いしてとりあえず楽屋で休ませてもらうことにした。 休んでいると途中声が出にくくなっていることに気づいた。 「ガガガ」と声にならない声だけが出る。 (これはヤバイ)口に出して言いたくても声にならない。しかたがないので持って来た飴やら、 のど薬やらを食べたり飲んだりして休んでいるとB氏が舞台のセッティングが終わり 楽屋に入ってきて辛そうだからとマスクを戴いた。(B氏ありがとうございます) その後もY嬢にトローチやら爆発的に一時的に利くアミノ酸をもらい服用した。 (Y嬢ありがとうございます) またほかの方にもいろいろお世話になりました。 皆さんに心配していただき感謝する以外ありません。 この場を借りましてコーラスのみんなありがとうございます。 服用したトローチをがむしゃらになめていると舌が"ひりひり"してきた。 舌を出して鏡を見てみると舌がトローチ色に青くなっていた (ちょっと人には見せられないシチュエーションですね)。 そんなことをしつつみんなが楽屋に入ってくるころには、少しづつ声が出るようになってきた。 ちなみにみんなに舌が青いのをちら見させちゃいました。 そんな余裕かましてる場合じゃないのはわかっているがついやってしまうのよね〜。 そんなことをやりつつ待っているとリハーサルの時間は直ぐにやってきた。 リハーサルは、はっきり言ってやばかった。 声があまり出ないため小さな声で歌ったりしたのだが、 自分でリードを取る曲のところでちょっとがんばりすぎた。 (ネイザンはなぜださない?もっと出るはずと言ってたけどね。出ないものは出ないんだよねー。) 声はそれまで調整したため出た。が、出しすぎて辛いところまでいってしまった。 「こりゃ本番がヤバイ」と声にならない声をあげた。 時間のたつのは早い。 ついに本番10分前くらいになった。 みんなで集まりいつもの掛け声で気合?を入れる ("気合だー"ではなく気分が盛り上がる程度ですけどね)。 今年はピアノにジョナサンカッツ、カホーンとジェンベ(ジャンベ)に佐藤喜一さんを迎えた いつもとは違う演奏陣の構成だ。 ステージはこの二人による演奏から始まる。 二人の演奏は聞きほれるほどにかっこいい。 6分ほどの演奏の後ネイザンも加わりジェンベを叩きだす。 「ワールドソウルコーラス宇都宮」とネイザンからコールされる。 コールに伴いステージに入場し、第一曲目In The Sanctuaryを歌いだす。 あれれ、ちょっとばらばらしてしまったかなという感じで始まってしまった。 今考えると自分も含めてみんなちょっと緊張気味だったのかなと思う。 歌い終わるとJ氏とA嬢のMCが入りちょっと落ち着く。 この二人のMCは慣れてると言うか言葉がすいすい出てくるすばらしいMCだ。 こういうところでしゃべり慣れているとしか思えない。 二人の掛け合いにも助けられて少し落ち着いてきた。 2曲目Rudolph、3曲目Lovely Dayを歌うころにはいつものWSCUらしくなってきた。 4曲目I'd Rather Have Jesus、5曲目O'holy Nighit、6曲目Amazing Graceと前半の曲を歌いきる。 自分的にはなんとか前半を歌いきることができてほっと胸をなでおろしたい気分だったが まだ前半を終わったばかりでこれから衣装換えして後半に備えなければならない。 一旦一礼しつつ舞台をあとにして楽屋に戻り、準備を整え舞台袖に集まる。 後半は前半と衣装的にイメージが変わりアフリカンな衣装(泥染めの服)に変わっている。 後半は、やはりジョナサンカッツ、と佐藤さんによる演奏から始まる。 6分程度のすばらしい演奏を披露してくれてそのあと再び舞台に入場する。 後半の第一曲目Elijah Rockが始まる。一曲目を歌いきり2曲目Bridge、3曲目One Love、 4曲目Nobody Else Like You、5曲目Walk Around Heaven All Dayと続く。 声は、相変わらずガラガラしているが何とかここまで歌うことができた。 何とか歌えてほっとしたいところだが自分的に最大の難所が次に控えている。 こういうときに限って(調子が悪い時)最後の曲に自分のリードがあるのは何かのいたずらとしか思えない。 ネガティブに考えてもしかたがないので自分のできる限り楽しんでやるしかないなとは思っていた。 J氏による最後のMCがありWhen the Spirit of the Lordがコールされ、その後マイクの前に立つ。 リードヴォーカルというのは明らかにコーラスとは視界が違う。 コーラスの中で歌っているときは仲間の中にいて安心感がありまわりにいる人がとても心強い存在である。 リードヴォーカルは、立つ位置だけだが視界に仲間が見えなくなる。 後ろにいて決して離れているわけではないが視界から仲間の存在がなくなるとちょっと不安になる。 でも歌い始まるとその不安は間違いであることに直ぐに気づかされる。 後ろからの音圧が背中から感じ取れ"あー背中を押されてるんだ"という感じになる。 当然一人ではないことに安心感が生まれてくる。 そうなってくると声が出にくいのも体調が悪いのも全部歌っているときは忘れてポジティブになれる。 最後の曲が歌い終わると一礼して元のコーラスのポジションに戻る。 全体で一礼して舞台袖に退場する。 "今年のクリコンは終わったなー"と安堵感が自分を包んだ。 そして安堵感とは裏腹にお客さんからアンコールの拍手が鳴りつづける (アンコールありがとうございます)。 即MCの二人が再び舞台に入り、みんなを再び舞台に呼び戻す。 アンコールの曲HallelujahAmazingを歌い今年のクリコン(ソウルアンドゴスペルナイト)は終了した。 ここで今年の反省点を少し。 とにもかくにも"体調管理"に尽きるというのがよくわかった。 体調が優れないためにみんなに迷惑はかけるし、来てくれたお客様にも失礼だ。 声は割れるしほんといいことない。次のクリコンでは十分注意したい。 また、成長過程として少し上向きになったかなと思わせる仕上がりとなったのはわかったが、 これからの課題も多いのがわかってきた。 最後に来てくれたお客様、宇都宮市文化会館のスタッフの皆さん、 音響のTさんそしてスタッフの方、ジョナサンカッツ、佐藤喜一さん、ネイザン、 受付を手伝ってくれた皆さん、WSCUのみんなに感謝。 (それから今回演出をやったY嬢、G嬢お疲れ様でした。) 罰金 |