干せ(ラッキ)の罰金日記  特別編

4月22日 びるるんの結婚式♪

今回は当事者のびるるんに罰金日記を書いてもらいました(^-^)
めでたい!めでたい!

宴にはコーラス!
披露宴でコーラスに歌っていただくのは以前からの夢でした。
これまで何人かのメンバーの結婚式で祝う側として歌ってきて、
そのどれもが印象的だったというのが理由のひとつです。
また遠方より来る両親に、コーラスで歌っている姿を見せたかったという気持ちもありました。
それに新婦の親族や友達に対して自分という人間を知ってもらうには、
歌っている姿を見せるのが一番良いのではないかと考えました。

曲は「You're my life」
この曲は当初ネイザンにソロで歌っていただく曲として考えていたものです。
ネイザンに気持ちよく歌っていただける曲が良いということで、
彼がリスペクトするレイ・チャールズ、サム・クック、マンハッタンズの曲などから披露宴にふさわしいものとして、
マンハッタンズの「You're my life」を選びました。
1月末にCDを渡して「聞いてみて気に入ったら披露宴で歌って。」とお願いしたところ、
次の練習でOKとの返事をいただきました。

忘れられぬ日
2月に入ってコーラス練習の際に、ネイザンから「『You're my life』にコーラスを付けよう。」との提案がありました。
その提案は私にとっては大変嬉しいことだったのですが、
ライブやワークショップなどに向けて練習するべき時間を個人的なイベントのために使ってしまうことに抵抗があり、
ためらっていました。
しかし、コーラスメンバーに相談したところ「ビルの披露宴のためならやるよ。」と快く承諾していただけました。
私にとってとても感動的な日でした。

高まる期待
2月から4月まで結婚式の準備などで多忙になり、なかなかコーラスの練習に参加することができませんでした。
それでも、何回か練習に参加して「You're my life」のコーラスアレンジを聞くたびに、
この曲を披露する日に向けて気分が盛り上がっていくのを感じました。

昭和の新郎新婦
当日は、新婦は黒引に角隠し、私は黒紋付を着付けました。
自分達で言うのも何ですが似合っていたと思います。式の前にフロアで迎賓をしたのですが、
たくさんのカメラ(と携帯)に囲まれて大いに照れてしまいました。

三々九度
前日までの天気がうそのような晴天の下、神社まで人力車で移動しました。
乗っている側としては面白い体験でしたが、人力車を引いていた方は一苦労だったと思います。
神前式も普段できない体験だけに大いに楽しみました。

まな板の上の鯉
式が済み、披露宴会場の横を通った際に、会場内でコーラスがリハーサルしている様子が洩れ聞こえてきました。
普段のようにリハーサルへ参加できないことで、若干物足りない気分を覚えました。

「Got to get you into my life」「Good time for love」「Anniversary」
披露宴では、私は黒紋付のまま、新婦は黒引に洋髪で入場しました。
祝辞、乾杯の後、第一の余興として私と新婦が一緒に参加しているバンドによる演奏を行いました。
歌う姿しか見ていないコーラスのメンバーやネイザン達に楽器を演奏している姿を披露しようという目論見でしたが、
メンバーに感想を聞いたところ、和装でトランペットを吹く新婦の艶姿に目を奪われ、私の印象は薄かったそうです。

ほっと一息
お色直しで中座した後、再入場まで時間がありましたので、コーラスメンバーの控室にお邪魔して、
発声とコーラス練習に付き合っていただきました。緊張が続く中、リラックスできた時間でした。

ナット・キング・コールとエルトン・ジョン
キャンドルサービスではマリさんの伴奏で、ジュリさんに「Love」、
ネイザンに「Your song」を歌っていただきました。
とても贅沢な気分でしたが、「テーブルを回りながら聴くのは勿体ない。
席に着いてじっくりと聴きたい。」と思いました。

カレンとリチャード
ケーキカットの後、ジュリさんに「Close to you」を歌っていただきました。
この曲は高砂にて聴く側に徹したので満足でしたが、
曲の後半でジュリさんが歌いながらこちらに歩み寄るという演出には驚かされました。
一本とられた!という感じです。

サイモンとガーファンクル
いよいよコーラスの登場です。1曲目は「Bridge over troubled water」でした。
コーラスが安定して歌うことができ、気持ちを込めやすい曲ということでリクエストしました。
「これがワールド・ソウル・コーラス宇都宮だ!」という気持ちで歌いました。

また一本とられちゃったよ!
2曲目の「You're my life」を歌う前に、
「新婦に向かって『You're my life.』と言って!」などというサプライズ演出がありました。
先程のジュリさんと言い、今回のネイザンと言い、「プロは侮れないなあ。」と思いました。
この演出による動揺で、コーラスは何とか歌いきったものの、
楽しみにしていたネイザンのリードを聴く余裕はなくなりました。
新婦に「2曲目はどうだった?」と聞いたところ「ネイザンがじっと見つめながら歌うので、
とても気恥ずかしかった。」という感想でした。

PaPaPa
3曲目は「You can't live without Jesus」をお願いしました。
初コンサートから歌い続けられており、いつか自分もリードを歌いこなせるようになりたいと夢見ていた曲です。
このような舞台で歌えるのはとても幸せでしたが、実際に歌っている時間はとても早く過ぎてしまったように感じました。
後日、写真を見て気づいたのですが、普段のライブと比べ動きが固かったように思います。
気持ちに余裕がなかったのでしょうね。

宴の後で
披露宴に参加された皆さんから「普段は見ることのないにこやかな顔をしていた。」、
「趣向が凝らされた式だった。」など様々なコメントを頂きました。
その中で一番嬉しかったのは、親からの言葉でした。
「結婚式に出て、お前が宇都宮でしっかりとやっていることが良くわかった。」というものです。
普段は息子の心配ばかりしている親ですが、この地で良い仲間に恵まれ、
暮らしていることを理解してもらえたのだと思います。ご協力いただいたネイザン、
コーラスのメンバー、マリさん、ジュリさん、そして祝福に駆けつけてくださった休会中のメンバー、
皆さんに心よりお礼を申し上げます。

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