こんにちは。8月5日宮祭り、8月6日ハンターマウンテンチャリティJAZZの回を続けてお送りします。
7月上旬某イタリア系ファミレスでのミーティングにて。
今回クリスマスコンサートの演出を仰せつかっているので演出チームとして
練習が終わったあと必ずといっていいほどミーティングをしている。
曲の選定等いろいろなことを決めてクリコンに向けてみんなに伝えなければならない。
今回は曲の選定作業中だった。
「今回はさあ、リード少なめにしない?」
「そうだね」
(注:リードとは文字通りコーラスをリードするパートのことで
一見ソロのようであるがソロとは性格が違う。パートごとなどの複数のリードもありえる。)
「でもあまりなさ過ぎるのもどうかと思うよね」
「そういえば最近このリードパートのある曲やってないよね」
「でも誰にリード頼むかが問題だよね」
そこで誰かが
「干せがやりなよ」
といい後を追うように演出チームのみんなもやれという。
「ちょっとまって、自分はさあ、演出もやらなくちゃならないし無理じゃない?
しかも新しい曲を覚えるのは無理じゃない?前回のクリコンでサブだった曲なら覚えてるけど。」
でも今回はこの曲だとみんながいう。
そして誰かが「演出もリードも私はやってた」という。
確かに彼女はやってた。
そこで納得などしてはいけないのにその事実が納得せざるを得ない状況だったのを知っているため、
「じゃ、やってみます」
と軽く返事してしまった。
これはもしかすると彼女の誘導尋問に乗せられてしまったのか、
洗脳されたのかわからないが返事が軽すぎた。
この状況で断りつづける自信など誰にもないと思う。
(意思さえしっかりしていればそんなことはないか。自分の弱さが露呈してるなぁ。)
実はこのミーティングの後、リードパートのこの曲の練習に完全に身が入らなかった。
7月22日のソロ発表会があったのでその練習をある程度優先したためだ。
でもこれは完全に裏目に出た。
実質本格的に練習したのはその後2週間ほどで定期の練習のたびに出来が悪かった。
途中で止まるし、歌詞は忘れるし、リズムは最悪だし、入るべきところで入れないし、いいところまるでなし。
途中特別に練習を個人的に追加(E嬢ありがとうございます)してもらったりしたが、不安しか残っていない。
不安を残したまま、当日は直ぐにやってくる。
午後1時30分HAT集合なので家を12時30分に出る。
時間どおりに到着。
みんなが集まっている部屋につくと、とりあえずJ氏よりいただいたミネラルウォ−タをいただき(ご馳走様です)
リラックスしながらリハーサルが始まるのをまつ。
準備を始めようの合図で準備運動、発声と進める。
何曲か歌ってリハーサルをしていると今日と明日ピアノを弾いてくださるK氏が到着した。
「どうも那須以来で。今日と明日よろしくお願いします」
と挨拶も簡単で済ませ早速K氏との合わせを始める。
後でリーダーC氏が
「はじめから全ての曲を暗譜してきてるね。すごいね。」
といっていたが、あまりにも普通に弾き始めるのでそんなこと思いもしなかった。
確かにはじめから楽譜は見ていなかったし、ちょっと調整しておわりという感じだった。
さすがにプロだと思わせる状況をまざまざと見せていただいたわけだ。
そんなプロフェッショナルな方にクリコン、那須そして今回の宮祭りハンターとピアノを弾いて
いただけるのだから素人の自分達には普通経験できないことなのだろう(K氏に感謝)。
第一曲目の合わせからどんどん進み自分のリードを取る曲になり早速歌いだす。
基本的な不安は、同じなので同じところで間違える、止まるをやってしまう。
とても「とほほ」な状態でがっかり。
当然注意も受ける。
「何があっても止まらないように!!」とのこと。
小声で「がんばります」としかいえない。
リハーサルも終わると早速会場となるラフォンテに移動する。
行く途中第一曲目のリードを歌うY嬢が顔を真っ赤にして熱があるような感じでいたので声をかけてみた。
「大丈夫?顔が真っ赤だよ」
Y嬢「ご飯も食べてないし、家から歩いてきたらバテちゃって」それはたいへん。
水分補給と食物摂取が必要だと感じるがそこはその方面の専門家であるY嬢は
すぐさま鳥のから揚げをゲットして胃に放り込んでいた。
(お祭りなので屋台がいっぱい出ている)食べると少し元気になったようで歩きも軽やかになってくる。
「はいどうぞ」とから揚げをY氏ともども一つづついただいた。
屋台のから揚げも結構おいしい
(調子の悪い人から食べ物をもらう自分達っていったい何?と思いつつご馳走様です。)。
ラフォンテにつくとマイクセッティングなど作業を手伝おうと思ったがほとんど
リーダーC氏とM氏で済んでしまった
(いつも会場のセッティングありがとうございます。)
あまりやることがなく出演者控え室で少しリラックスする。
出演時間の午後4時15分が迫ると声がかかり会場内のステージに上がる。
第一曲目のリードを歌うY嬢が歌いだす。
さっきバテてた人とは思えない力強いリードだ。
2曲目M氏のリードの曲と続く。
3曲目リードなしの曲、4曲目リードデュエットの曲、5曲目リードなしの曲、
6曲目自分のリードの曲、あれれ今回はリードの曲中心だね。
などと後できづく。
2曲目M氏のリードの曲はだんだん熟成したなと思わせる。
3曲目もなかなか楽しい(ソプラノは辛いらしいが)。
4曲目リードデュエットもどんどん熟成してきた感がある。
5曲目リードなしの曲は相変わらずWSCUらしい響きだ。
さて、問題となる6曲目自分で取るリードの曲の番が40分の時間を忘れるようにやってくる。
リーダーC氏のMCにも助けられて少し落ち着けた
(ほんとはここでMCを入れない段取り。でもC氏が入れてくれた。)
マイクの前に立つとマイクが少し高いので調整をする。
なぜかそんなに緊張していない。
歌いだす・・・途中思い出せない。
最後にきて詰まる。
でも思い切り歌いきる。
何とか止まらないで歌えた。
「ほっ」とするがそのそぶりを見せずに一礼して後ろに下がる。
下がったとき「みんな失敗しちゃったごめん。」とお客さんにわからないように表情に出す。
でもみんなは拳骨で祝福してくれた。
みんなありがとう。
一礼してステージを後にすると足から力が抜けてがくがくしてきた。
(やっぱり極度のストレスがかかると脳みそが勝手に"ストレスなんてないやい"という
状態を脳内麻薬でカバーしてくれるようだ。人間て不思議な動物だ。)
きていただいた元メンバーと挨拶を交わし、片付けをしつつ会場を後にした。
途中JAZZライブを聞きつつ打ち上げ会場に向かうのだった。
(今回残念ながらアルコールなし。残念。)
打ち上げ会場ではおいしい韓国料理をいただきながらいろいろな話をした。
ちょっとまった。
明日まだイベントがあるのを忘れてないよね。
明日は早いぞみんながんばって早起きしてくれたまえ。
自分は家で待ってるから気をつけてきてね。よろしく。 つづく。
罰金
トータルは6000円だよーん!(^-^)
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