インディジャパン ジャズフェスティバル」の感想     報告者 カメ(男)にゃぁ〜す(女)
カメ(以下「カ」):今年の2月から『ワールド ソウル コーラス宇都宮』の一員になった新人二人から、
加入後約60日でステージに立った、ドキドキわくわくのイベント初参加の感想を報告をしま〜す。
にゃぁ〜す(以下「にゃ」):デビューはなんと2007年4月8日(日)に宇都宮市オリオン通りのオリオンスクエアで開催された
「インディ300マイル ジャズフェスティバル」です。
2007 IRL インディカー・シリーズ第3戦「ブリヂストンインディジャンパン300マイル」のプレイベントでした!
カ :先輩たちのあたたか指導とサポートを受け、未熟者ながらも、今回のイベントで初めてステージに立たせていただきました。(あくまで謙虚に)。
そんなことを許してくれたメンバーの皆さんに感謝をこめて、フレッシュ(?)な二人の感想をドキュメンタリータッチでお届けします。
       〜干せ〜


・・2007年4月7日・・   【初イベントまであと15時間】

カ :いよいよ明日だね、イベント。大丈夫かな、声ちゃんと出るかな。風邪治ってないんだよね。
― 明日の衣装の仕上げをしながら聞くにゃぁ〜す ―
にゃ:声が出る、出ないの問題じゃないでしょ。歌はちゃんと覚えたの?
カ :英語の歌は苦手なんだよね。歌詞が英語でしょ。当たり前だけどさ(笑)。中学のときから苦手教科だったし。
でも間近に迫ってきてからは真剣に練習したよ。結果的にはなんとなく・・・。というより、どうにか雰囲気だけは掴んだ・・・(笑)。

にゃ:・・・・。
カ  :(明るく)大丈夫、大丈夫。これから睡眠学習するし、土壇場に強いから。
にゃ:その根拠の無い自信は何処からくるのか・・・。
カ  :(にゃぁ〜すの衣装を見ながら)そっちこそ大丈夫?衣装直し・・・。着たら背中が締まらないんでしょ・・。サイズを間違って(笑)。
意外と胸周りあるんだよねぇ。仕事柄、大胸筋が発達しているからさぁ・・・。ねぇ、胸囲や肩幅のサイズは俺とあまり差が無いもんね。男っぽいよね(笑)。

にゃ:何! (-_-メ) 
― にゃぁ〜すの体が小刻みに震え、右手にはハサミがキラり☆。 ―
カ  :(にゃぁ〜すの異変に気付き)あっ!そうだそうだ、もう睡眠学習始めなきゃ間に合わない。一分一秒を大切にしなきゃ。
にゃ:お前も、一言一句を大切に・・。長生きできないよ・・・。
カメ、睡眠学習を開始するも ・・・zzzzzz・・・  すぐ寝てしまった。
にゃぁ〜す、衣装を織り続ける。(コットン、カッシャン、コットン、カッシャン)ハサミも研ぎ続けたらしい。  (シャッ、シャッ、シャッ、シャッ・・)長い夜であった。

・・2007年4月8日・・     【初イベントの日の朝】

にゃ:睡眠学習の効果はあった?
カ  :実はさぁ・・。iPotの設定をリピートにしたまま聴いていて寝ちゃったんだよね。だから1曲しか効果ないかも・・。
歌の中の 「♪♪ do do do do do   do do do do do ♪♪」 だけしか頭に入ってないんだけど。
にゃ:(無言)・・・・。それって、「T'll do anything」でしょ。そのフレーズ覚えたうちに入らない部分じゃないの・・。どうするの、今日よ本番は!!
カ  : 大丈夫、大丈夫。本番に強かったはずだから。

【初イベントまであと1時間】

本番前の最後の練習は終わった。
カメ、睡眠学習の効果をあまり得られずに不安を感じ始め、にゃぁ〜すも、衣装の強度に不安を抱えていた。
それぞれが不安を抱えたまま初イベントに臨む。二人の不安は、歌を聴いてもらうという本質からかけ離ていることに、気づいてはいなかった。

にゃ:もう本番だけよ、本当に大丈夫なの?。
カ  :大丈夫・・・。本番には強いかもしれないから。
にゃ:段々、自信が小さくなってきてない?それでも大丈夫って言える性格が羨ましいわ。
カ  :大丈夫・・・。忘れていたらあとはリズムでノリノリするか、取って置きの技「腹話術の人形」になるさ。
にゃ:なにそれ?
カ  :みんなの歌に合わせて口をパクパクするってことさ。
にゃ:邪魔するよりそのほうが良いかもね。
カ  :にゃぁ〜すこそ、衣装は平気なの?それと顔が緊張で強張ってるよ。
にゃ:何!顔が角ばってるですって!!(-_-メ) 。
カ  :言ってないよ・・・。(事実だけど)
にゃ:とにかく、真剣にやってよね。まったく、出来の悪い子供の親の心境よ。
カ  :ふぉ〜い。(小さい声で、「怒るから四角い顔になるんだよぉ・・ケッ」)
にゃ:(-_-メ)
  ― この後の出来事はあまりにも凄惨過ぎるため【R15指定】とさせていただきます。 ―

★ イベントの幕が開き、デビュー!そして・・・燃え尽きた!?・・・★   【終了から5時間後の打ち上げ会場】

K(代表) :今回のイベントが初参加だった新人さんたち!今日の感想を聞かせてください。
にゃ:間違ってしまった箇所もありましたが楽しめました。次も頑張りたいです。(カの心の声:模範解答だよね) 
カ  :初めてイベントに参加して楽しかったです。そして歌は心で歌うものだと改めて感じました。(にゃの心の声:ん〜。何様のつもり !?)
だから次回は歌詞を覚えて、言葉でも表現したいです。(にゃの心の声:やっぱり!懲りない男だ・・) 

― 打ち上げが盛り上がる中 ―

にゃ:さっきは、調子のよいことを言って練習不足を誤魔化したわね。でもこれから同じ手は使えないわよ。 
カ  :ふぉ〜い。でも、本当に楽しかったよね。
にゃ:そうね。みんなと一緒に人前で歌うことがこんなに楽しいとは思わなかった。もっと練習してもっと気持ちを込めて歌えるようになりたいな。
そうすれば聴いてくれている人たちにも伝わるかな。
カ  :そうだね。ちゃんと歌詞を覚えなくちゃ。口パクはしなかったけれど、もっと歌の意味とかを感じながら歌いたいと思ったよ。
練習頑張ってうまくなりたいよ。でも、この打ち上げもメチャ楽しいよね。打ち上げでもまだ歌ってるなんて最高!
・・・でも、ここでも歌詞が分かんないところある辛さを味わっているけど(苦笑)。

にゃ:よし。練習にもっと力を入れよう。そのためには、私の時間をもっと作らないと。ということは・・・、家事・育児の協力を今まで以上によろしくね。
カ  :えっ!そこにいくか!! (◎o◎)/
にゃ:何よ!協力してくれないの。ソプラノは練習をちゃんとやるから、それには参加したいの。
協力を拒むとソプラノのメンバーにあることないことばらすよ。ねぇ、eさん、aちゃん。
― 近くにいたソプラノのメンバーのみならず、メゾ、アルトのメンバーからのカメに対して無言の視線と言葉に ―
カ  :はい・・・・。すんません・・・。(Oh! Jesus・・・)

  − 今まで、Sキャラで生きてきたカメが、Mキャラに変態し、にゃぁ〜すが女帝として即位した歴史的瞬間でありました。
こんな私的大変革を引き起こした記念すべき初イベントデビューの日は、カメの悲痛な叫びと女帝にゃぁ〜
            
にゃぁ〜すを陰で操る真のボスたちの甲高い、まるでソプラノの歌声のような笑い声が響き渡る中、更けていったのでありました。 amen −
                                        【完】


注釈: お気づきのことと思いますが、「カメ」と「にゃぁ〜す」は実在する夫婦です。(T-T) カメ

 

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