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所在地:三島郡島本町山崎1丁目
最寄駅:JR東海道本線[山崎]下車、すぐ |
関 大明神は関戸明神とも呼ばれ(関戸は旧町名)、旧西国街道(現府道67号線)の京都・大阪の県境の大阪側に入った所にある。当地は古代から交通の要衝で、摂津と山城の国境に置かれた関所跡とも言われ、関
大明神社の名前の由来となっている。
創建された時期は不詳であるが、この境界地に祀られた関守神または 辻神(道祖神)が当社の起こりといわれる。
平安時代に関所が廃止された後は「関戸院」として貴族や官人の宿泊施設に使われ、藤原道長や平家一門の人々が利用したと記録に残る。 |
[参考資料] 『現地案内板』 島本町 |
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大阪府に入ったところにある関大明神。祭神は大己貴命、天児屋根命あるいは大智明神と伝える。
本殿は室町時代中頃に建てられたものとのことで、大阪府の重要文化財に指定されており、全体を覆屋で保護されている。
覆屋の前に吊り下げられている大きな提灯には「関 大明神」と記されている。
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JR山崎駅を出たところに建てられていた「山崎駅(うまや)跡・河陽離宮跡と離宮八幡宮池址」の解説板。
1998年(平成10年)駅前駐輪場の建設の際、発掘調査を実施。古代の礎石建物と石組み溝などが検出されている。 |
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現在の京都府と大阪府の県境。道は直角に曲がっており、車がすれ違うのがやっとの非常に狭い道である。
ガードレールの下に小川が流れており、この川が県境になっている。
国境を示す石碑には「従是東山城国」 とあり、関大明神の敷地の東端に建っている。 |
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[2005年11月9日参拝] |
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